→影響分析を実施する。
まずは影響を評価した上で今後の方針を決めるべきです。上層部への報告やステークホルダー・ミーティングの招集は時期尚早で「警鐘を鳴らす」前に影響を評価します。リスク登録簿も影響分析後に更新します。
理由
テスト・フェーズで未達要件(抜け漏れ)が発見されたということは、
スコープの欠陥または変更の必要性が発生した状況です。
このような場合、PMが最初に行うべきは、
その変更(=未達要件を満たすための対応)がプロジェクト全体に与える影響を分析することです。
PMBOK第6版・第7版およびPMP試験の原則では、
「変更が発生したらまず影響分析 → その後に正式な変更要求」
という手順が明確に定義されています。
影響分析では次の観点を確認します:
- スコープ、スケジュール、コストへの影響
- 品質、リスク、資源への影響
- ステークホルダーや顧客満足への影響
この評価結果をもとに、**変更管理委員会(CCB)**などに正式な変更要求を提出します。
❌ 他の選択肢が誤っている理由
- 「リスク登録簿を更新する」
→ リスク登録簿は「将来起こり得る不確実性」に対して用いられるツールです。
今回はすでに「未達要件が現実化している=問題・課題」であり、
リスクとしてではなく「変更(スコープ修正)の必要がある事象」として扱うべきです。
したがって、リスク登録簿の更新は「後のステップ」であり、最初の行動ではありません。
💡 ワンポイントアドバイス
PMP試験で「まず何をすべきか」と問われたら、次の順序を思い出してください。
- 影響を分析する(Impact Analysis)
- 変更要求を提出する(Change Request)
- 承認後に計画書・ベースラインを更新する
- 結果をステークホルダーに共有する
つまり、分析 → 承認 → 実施の順を守ることが最重要です。
✅ まとめ:
テスト・フェーズで未達要件が発見された場合、
PMはまず 影響分析を実施 し、スコープ・コスト・スケジュールへの影響を明確にする。リスク登録簿の更新は、その後のフォローアップ段階で行うのが正しい流れです。
フルレングス試験1 (日本語)34

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