★ステークホルダーが、プロジェクト状況報告の頻度と詳細度を高めてほしいと言っています。また、プロジェクトへの関与度も高めたいと考えているようです。「ステークホルダー関与度評価マトリックスを修正して、このステークホルダーの関与度を支援型にする。」 「ステークホルダー・コミュニケーション計画書を更新して、新たな報告要件に関するチームの認識を統一する。」

→ステークホルダー・コミュニケーション計画書を更新して、新たな報告要件に関するチームの認識を統一する。

ステークホルダー・コミュニケーション計画書を更新して、チームに新たな報告要件を周知して、ステークホルダーが求める頻度と詳細度で報告できるようにします。

その他の選択肢は誤りです。

ステークホルダーにプロジェクトの最新状況を報告しても、今後継続的に報告できないかもしれません。

ステークホルダー関与度評価マトリックスは、関与度の変化を記録するもので、報告要件の変化には対応できません。

ステークホルダー・キューブも各ステークホルダーの特性を分類整理するもので、ステークホルダーの要件変更には対応できません。

理由

このケースでは、ステークホルダーが「報告の頻度と詳細度を高めたい」「プロジェクトへの関与度を上げたい」と希望しています。
つまり、情報共有と関与の仕組み(=コミュニケーション計画)を見直す必要がある状況です。

プロジェクト・マネジャーがまず行うべきは、

  • ステークホルダーの要望を反映し、
  • チーム全体が新しい報告の頻度・形式・責任範囲を理解できるようにすること。

そのために最も適切なのが、コミュニケーション・マネジメント計画書(Communication Management Plan)を更新することです。

これにより、次の効果が得られます:

  • ステークホルダーが必要とする情報を、適切な頻度・フォーマットで受け取れる
  • チームが報告に関する新しいルールを共通理解できる
  • 情報の透明性が高まり、関与意欲の維持・向上につながる

❌ 他の選択肢が誤りの理由

「ステークホルダー関与度評価マトリックスを修正して、このステークホルダーの関与度を支援型にする。」
→ ステークホルダー関与度評価マトリックス(Stakeholder Engagement Assessment Matrix)は、
 「現在」と「望ましい」関与度を分析するツールであって、関与を“設定する”ものではありません。
 また、このケースではステークホルダー本人がすでに「もっと関与したい」と表明しており、
 関与度を“上げるための分析”よりも、具体的な情報共有方法を整えることが先決です。


💡 ワンポイントアドバイス

PMP試験では、似たような選択肢で「計画書を更新する」か「マトリックスを修正する」かを迷う問題がよく出ます。
判断のコツは次のとおり👇

状況対応すべき文書
ステークホルダーとの情報共有・報告頻度などの仕組みを変える必要があるコミュニケーション・マネジメント計画書
ステークホルダーの関与レベルそのものを評価・再設定する必要があるステークホルダー関与度評価マトリックス

したがって、今回のように「報告内容・頻度・関与方法の調整」が必要な場合、
最も正しいアクションは
「ステークホルダー・コミュニケーション計画書を更新する」 です。

ミニ試験4 (日本語)5

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