→スキル向上活動を取り入れる。
既存のプロジェクト・チームに新たな人員をアサインする必要があるときは、プロジェクト実行フェーズにスキル開発活動を組み込むことが大事です。そうすれば、メンバー全員が自身の任務を効果的に遂行するために必要なスキルや知識を身に付け、プロジェクト要求事項を期日通りに満たすことができるよう後押しすることができます。優れたスキルや能力を備えたチームは、高いパフォーマンスを発揮して、プロジェクト要求事項を期日通りに満たすことができる傾向にあります。スキル開発活動を実施すれば、各自の役割や責任にうまく対応できる力をメンバーに身に付けさせることができます。
その他の選択肢は、プロジェクトの実行フェーズにおけるチームの有効性を確保するための最も直接的な方策とは言えないので誤りです。
ライブラリー・サービスを利用できるようにするのが誤りなのは、チームのスキルや能力に直接働きかけるわけでなく、実行フェーズにおける有効性を確保することにならないからです。
ブレインストーミングを実施するのが誤りなのは、スキルを開発したりチームの有効性を確保したりすることに直結しないからです。
チームの結束力を監視するのは、チームの力関係やコラボレーションを評価するためには大事ですが、チームが効果的に機能してプロジェクト要求事項を期日通りに満たすことができるようにするための積極的な方法とは言えません。プロジェクト・マネジャーは、新たな人員がチームに溶け込み、必要なスキルを開発できるよう支援することに集中すべきです。
理由
この設問では、
- 実行フェーズで新たに人員が追加された
- チームが協力して要件を期日通りに満たす必要がある
という2点がポイントです。
つまり、新しいメンバーが加わることでチーム全体のパフォーマンスや結束を維持・強化する必要があります。
そのために最も効果的なのが、**スキル向上活動(team development / team building activity)**を取り入れることです。
これはPMBOKでいう「チームを育成する(Develop Team)」プロセスの一部に該当します。
スキル向上活動は、次のような目的を果たします。
- 新メンバーのスキルや知識をチーム全体のレベルに合わせる
- メンバー間の信頼関係を強化し、協力的な雰囲気を醸成する
- 全員が共通の目的意識で動けるようにする
これにより、チームのパフォーマンス最適化とプロジェクト目標の達成が促進されます。
❌ 他の選択肢が誤りの理由
「ライブラリー・サービスを利用できるようにする。」
→ 資料アクセスや知識共有の支援にはなるものの、チームの協力やパフォーマンス向上には直接結びつきません。
「ブレインストーミングを実施する。」
→ これは新しいアイデアを出すときの技法であり、チーム育成や協働強化の手段としては不適切です。
「プロジェクト・チームの結束状況を監視する。」
→ 状況把握(監視)は重要ですが、問題を予防・改善するアクションではないため、「まずすべきこと」としては不十分です。
💡 ワンポイントアドバイス
PMP試験では、新メンバー追加やチームのモチベーション低下といった文脈では、
「Develop Team(チーム育成)」または「Manage Team(チーム管理)」に関連する行動が正解になることが多いです。
🔑 ポイント:
- 新しいメンバーが入った → スキル統一・信頼構築が必要
- そのためのアクション → スキル向上活動やチームビルディング活動
したがって、最も適切な答えは
「スキル向上活動を取り入れる。」 です。
ミニ試験4 (日本語)4

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