→関係部署のマネジャーと面談してプロジェクト目標との整合を取る。
さまざまな部署が参加する多国籍プロジェクトでは、部署間の連携が不可欠です。機能部門マネジャーが同じゴールを共有できていれば、対立の可能性は減ります。プロジェクト・マネジャーは、面談を通して各部署の懸念、制約条件、能力も把握できます。
その他の選択肢は誤りです。
コミュニケーション規範やプロジェクト計画も大事ですが、プロジェクト目標の共通理解が先です。目標が明確でないと、コミュニケーション規範やプロジェクト計画の方向性がぶれる可能性があります。
プロダクトの要件定義のための会議も大事ですが、これも最初のステップではありません。目標が明確でないと、どんな情報を集めればよいかも分かりません。
資源マネジメント計画書の作成も同様に最初のステップではありません。目標が明確でなければ、どのような要員が必要になるかを正確に判断できません。
理由
この問題のポイントは以下の3つです。
- 多国籍プロジェクト(文化・言語・価値観・意思決定の違いがある)
- 複数の部署が成果物を作成する(部門間の依存関係が強い)
- 成功の鍵は協働と整合性
したがって、最初に行うべきことは、関係部署のマネジャーと直接連携し、プロジェクト目標の整合性を確保することです。
これにより、次のような効果が得られます。
- 各部署の優先順位・制約・期待事項を把握できる
- プロジェクト全体の目的に対して**共通認識(alignment)**を形成できる
- 組織的なサポートを得やすくなり、リソース調整や意思決定がスムーズになる
多国籍・多部門のプロジェクトでは、技術的計画よりも人的・組織的整合性の確立が成功の前提となります。
❌ 他の選択肢が誤りの理由
「コミュニケーション規範とプロジェクト計画をチーム・メンバーと協力して策定する。」
→ これも重要な活動ですが、チーム内部の協働に関する内容です。
まだ「関係部署との整合(部門間の利害調整)」が取れていない段階で、
内部ルールを作ってもプロジェクト全体の方向性は安定しません。
まずは外部ステークホルダー(関係部署のマネジャー)との調整 → その後に内部ルール策定という順番が正しいです。
💡 ワンポイントアドバイス
PMP試験では、「まず何をすべきか」という表現があるときは、
以下のような優先順位で考えると正解しやすいです👇
| フェーズ | 優先すべきアクション |
|---|---|
| プロジェクト開始直後 | 関係者の特定・関係構築・目標整合 |
| チーム形成後 | コミュニケーション計画・チーム規範の設定 |
| 実行フェーズ | チーム育成・成果物管理・変更対応 |
したがってこの問題では、
まずは 「関係部署のマネジャーと面談して、プロジェクト目標の整合を取る」 のが最も重要な第一歩です。
ミニ試験4 (日本語)7

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