今月の作業パフォーマンス報告書で、顧客に現在のプロジェクト状況を伝えようと思いますが、報告すべきPJの状況は全くもって芳しくなし。しかしながら、来月までには、何とかこの状況を挽回できるという確信がある。しかしながら、この状況を顧客が聞いたら、よく思わないと予測でき、過剰に反応することも想定できる。この状況であなたはどうすべき?「顧客に現在のプロジェクト状況を報告する」「顧客には今月の作業パフォーマンス報告書で、来月のプロジェクト状況の予測を報告する」

→顧客に現在のプロジェクト状況を報告する

PMI倫理職務規定に基づいた問題です。悪い報告も誠実に報告することが、プロジェクトマネジャーとして求められています。

なお、報告書を作成するプロセスは、PMBOKⓇGuideでは、プロジェクト作業の監視コントロールプロセスになります。

該当プロセスのINPUTには、スケジュール予測と、コスト予測という各コントロールプロセスからのOUTPUTが記載されています。
しかしながら、本問題では【挽回できるという確信】であるためという表現のみで、定量的な予測と捉えることができないため、選択肢【顧客には今月の作業パフォーマンス報告書で、来月のプロジェクト状況の予測を報告する】は正しい選択肢ではありません。

解説

プロジェクト・マネジャーの重要な責務の一つは、透明性のある正しい情報をステークホルダーに提供することです。
プロジェクト状況が芳しくない場合でも、それを隠したり、将来の楽観的な予測だけを伝えることは、信頼関係を損ない、ステークホルダーによる適切な意思決定を妨げる可能性があります。

PMBOKガイドでも、作業パフォーマンス報告書は「現状を正確に伝えること」が基本であり、予測(フォーキャスト)は現状報告に追加する補足情報として伝えるのが正しいプロセスです。


その他の答えが誤りである理由

  • 顧客には今月の作業パフォーマンス報告書で、来月のプロジェクト状況の予測を報告する
    → 将来の見込みだけを報告し、現状を伏せるのは不適切です。顧客が「現状を知らされなかった」と感じれば、PMへの信頼は失われ、後々大きなトラブルになります。正しいアプローチは 「現状を正直に報告」+「来月改善できる見込みも併せて伝える」 です。

PMP試験のワンポイントアドバイス

PMP試験では「誠実・透明性の原則」を重視します。
👉 不都合な真実も正しく報告し、改善計画や予測をセットで伝えるのが正解です。

PMP模擬試験【2回目以降】(650問からシャッフル出題):知識問題 3回目 13

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