→欠点のある条件が存在するかどうかを明らかにするために、前提条件と制約条件の分析を行う
前提条件分析は、【欠点のある条件が存在するかどうかを明らかにすること】が目的です。つまり当初、条件であったことが、プロジェクト進行により、変化した場合はリスクに変化するという事です。従い、前提条件と制約条件の分析は、リスクの特定プロセスにて行われます。
解説
リスクの**定量的リスク分析(Perform Quantitative Risk Analysis)**では、識別されたリスクの影響を数値的に測定し、プロジェクト目標(コスト・スケジュール等)に対する総合的なリスクを評価します。
代表的な手法は以下の通りです:
- 感度分析(Sensitivity Analysis)
- モンテカルロシミュレーション
- 期待貨幣価値分析(EMV)
- 決定木分析
一方で、前提条件・制約条件の分析は、リスクの「特定」や「定性的分析」で実施される活動であり、定量的リスク分析には含まれません。
その他の答えが誤りである理由
- 感度分析を行う
→ 定量的リスク分析の典型手法。リスク要因の影響度を比較するために用いられる。
ある1つのリスクがコストやスケジュール全体に与える影響度を「割合」で算出。
例:工期遅延の原因分析で、
資材調達の遅延 → 工期全体への影響 50%
設計変更 → 工期全体への影響 30%
人員不足 → 工期全体への影響 20%
→ 「どのリスクがプロジェクト全体に最も大きなインパクトを持つか」を数値で比較できる。 - スケジュールやコスト達成可能性を明らかにする
→ 定量的リスク分析の目的そのもの。確率分布を用いて目標達成の可能性を評価する。
モンテカルロシミュレーションなどで「確率分布」が得られる。
例:
期日までに完了できる確率 → 65%
予算内に収まる確率 → 40%
→ 「どのくらいの確率で達成できるか」を数値で示す。 - ステークホルダーにインタビューを行う
→ 定量的リスク分析で必要な情報を収集する有効な手段。定性的分析だけでなく、定量的分析の前提条件・数値入力を集める際にも使われる。
インタビュー自体は“定性的”にも見えるが、確率や影響度の数値入力を得るために使われる。
例:専門家に「このリスクはどのくらいの確率で発生すると思うか?」と聞いて、
Aリスク → 発生確率 30%、コスト影響 50,000ドル
Bリスク → 発生確率 10%、スケジュール影響 20日
→ この数値をもとにシミュレーションや期待値計算を行う。
❌ 前提条件・制約条件の分析
これは定性的分析に分類される。
前提条件に抜けや矛盾があるかを確認する活動で、数値としてのアウトプットは基本的に得られない。
PMP試験のワンポイントアドバイス
👉 「定性的分析」と「定量的分析」を混同しないこと。
- 定性的分析 = 優先度付け(影響度や発生確率を言葉で評価)
- 定量的分析 = 数値ベースでのリスク評価(確率・金額・日数など)
試験では「どのプロセスに含まれる活動か」を問う引っかけ問題が多いので、分析手法がどのプロセスに属するかを整理しておきましょう。
PMP模擬試験【2回目以降】(650問からシャッフル出題):知識問題 3回目 14


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