★★★あなたは、リスクの定量的分析プロセスを行っています。その中に含まれない活動はどれ?「どのリスクがプロジェクト目標に影響を与えるのか数量的に分析するために、感度分析を行う」「欠点のある条件が存在するかどうかを明らかにするために、前提条件と制約条件の分析を行う」「スケジュールやコストなどのプロジェクト目標が達成される可能性を明らかにすること」「ステークホルダーにインタビューを行うこと」

→欠点のある条件が存在するかどうかを明らかにするために、前提条件と制約条件の分析を行う

前提条件分析は、【欠点のある条件が存在するかどうかを明らかにすること】が目的です。つまり当初、条件であったことが、プロジェクト進行により、変化した場合はリスクに変化するという事です。従い、前提条件と制約条件の分析は、リスクの特定プロセスにて行われます。

解説

リスクの**定量的リスク分析(Perform Quantitative Risk Analysis)**では、識別されたリスクの影響を数値的に測定し、プロジェクト目標(コスト・スケジュール等)に対する総合的なリスクを評価します。

代表的な手法は以下の通りです:

  • 感度分析(Sensitivity Analysis)
  • モンテカルロシミュレーション
  • 期待貨幣価値分析(EMV)
  • 決定木分析

一方で、前提条件・制約条件の分析は、リスクの「特定」や「定性的分析」で実施される活動であり、定量的リスク分析には含まれません。


その他の答えが誤りである理由

  • 感度分析を行う
    → 定量的リスク分析の典型手法。リスク要因の影響度を比較するために用いられる。
    ある1つのリスクがコストやスケジュール全体に与える影響度を「割合」で算出。
    例:工期遅延の原因分析で、
    資材調達の遅延 → 工期全体への影響 50%
    設計変更 → 工期全体への影響 30%
    人員不足 → 工期全体への影響 20%
    → 「どのリスクがプロジェクト全体に最も大きなインパクトを持つか」を数値で比較できる。
  • スケジュールやコスト達成可能性を明らかにする
    → 定量的リスク分析の目的そのもの。確率分布を用いて目標達成の可能性を評価する。
    モンテカルロシミュレーションなどで「確率分布」が得られる。
    例:
    期日までに完了できる確率 → 65%
    予算内に収まる確率 → 40%
    → 「どのくらいの確率で達成できるか」を数値で示す。
  • ステークホルダーにインタビューを行う
    → 定量的リスク分析で必要な情報を収集する有効な手段。定性的分析だけでなく、定量的分析の前提条件・数値入力を集める際にも使われる。
    インタビュー自体は“定性的”にも見えるが、確率や影響度の数値入力を得るために使われる。
    例:専門家に「このリスクはどのくらいの確率で発生すると思うか?」と聞いて、
    Aリスク → 発生確率 30%、コスト影響 50,000ドル
    Bリスク → 発生確率 10%、スケジュール影響 20日
    → この数値をもとにシミュレーションや期待値計算を行う。


    ❌ 前提条件・制約条件の分析
    これは定性的分析に分類される。
    前提条件に抜けや矛盾があるかを確認する活動で、数値としてのアウトプットは基本的に得られない。

PMP試験のワンポイントアドバイス

👉 「定性的分析」と「定量的分析」を混同しないこと。

  • 定性的分析 = 優先度付け(影響度や発生確率を言葉で評価)
  • 定量的分析 = 数値ベースでのリスク評価(確率・金額・日数など)

試験では「どのプロセスに含まれる活動か」を問う引っかけ問題が多いので、分析手法がどのプロセスに属するかを整理しておきましょう。

PMP模擬試験【2回目以降】(650問からシャッフル出題):知識問題 3回目 14

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