→メンバーの疑念を理解し賛同を得るためチームを巻き込む。
メンバーの懸念に対処しプロジェクトへの意欲を高めます。これは、チームのアウトプットを改善しプロジェクトの成功確率を高めます。
その他の選択肢はあまり効果が期待できません。プロジェクトの目標を改めて説明するだけでは、変化の必要性を感じていないメンバーを説得できないかもしれません。またプロジェクト憲章の内容も問題の原因とは関係ない可能性があります。インタビューが必要な場合もあるかもしれませんが、まずはメンバーの疑念を理解し賛同を得ることを試みるべきです。
理由
このシナリオの本質は、
「変化に対する抵抗がチームのパフォーマンスに影響している」
という**“チェンジ・マネジメント(変化管理)”**の問題です。
このような状況で最も重要なのは、メンバーの懸念や疑念を理解し、彼らを巻き込んで変化への共感と参加を促すことです。
つまり、「上から説明して納得させる」のではなく、
「一緒に考えて合意形成する」アプローチが正解になります。
🧭 PMBOKの観点から
該当するのは以下の領域です:
- ステークホルダー・エンゲージメントのマネジメント(Manage Stakeholder Engagement)
- チームのマネジメント(Develop Team / Manage Team)
- 組織変革マネジメント(Change Management)
これらのプロセスでは共通して次のように述べられています:
「人々が変化に抵抗する場合、その背景にある懸念・動機・価値観を理解し、共に目的を共有することが重要。」
したがって、PMはメンバーの疑念を聞き取り、対話を通じて賛同を得るプロセスを設けることが最も効果的です。
❌ 「チームに改めてプロジェクトの目標を説明する」は不十分
- この選択肢は**一方向的なコミュニケーション(トップダウン)**です。
- メンバーが「なぜ変化が必要か」理解できていないのではなく、感情的・心理的に納得していない状態のため、
再度説明するだけでは根本的な問題は解決しません。 - PMP試験では、「対話」「巻き込み」「共感(empathy)」が重視されます。
💡 PMP試験での判断ポイント
- 「抵抗」「疑念」「不安」「賛同が得られない」などのキーワード →
→ “理解し、巻き込む(engage and involve)” が正解 - 「認識不足」「誤解」「情報不足」などのキーワード →
→ “説明する/情報共有する(inform or clarify)” が正解
この問題では前者に該当します。
🧩 まとめ
チームの一部が変化の必要性を感じておらず、アウトプットに影響している場合、
プロジェクト・マネジャーは、メンバーの疑念を理解し、賛同を得るためにチームを巻き込むべき。これは、変化に対する抵抗を緩和し、チームとしての共通理解と主体的な参加を促す最も効果的な方法です。
フルレングス試験1 (日本語) 129

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