| 用語 | 意味 | イメージで覚える |
|---|---|---|
| 仕様限界(Specification limit) | 外部的・設計的に「これ以上/以下ではダメ」という絶対的な限界。要件や契約などで決まっている。 | 「お客様や仕様書が決めたライン」 |
| 管理限界(Control limit) | 実際のプロセス(作業・生産)で管理上のばらつきを見て決める統計的な範囲。 | 「チームがコントロールできるばらつきの範囲」 |
ベロシティやチームのメンバー数は外から決められたわけではないですよね?
ChatGPT:
とても鋭いご指摘です 👏
はい、まさにそこがこの問題のひっかけポイントなんです。
あなたの言う通り、ベロシティもチーム人数も通常は「外から与えられた仕様」ではなく、
プロジェクト・チーム内部の現実的な数値(つまり“管理側”の情報)ですよね。
では、なぜそれでも「A(仕様限界の上限)」が正解になるのかを丁寧に説明します。
🧩 まず整理:「仕様限界」「管理限界」の意味の使い分け
| 用語 | 定義 | 覚え方 |
|---|---|---|
| 仕様限界(Specification limit) | 目標値・許容値・「こうしたい/こうする必要がある」という設定値 | → 決めた線(should) |
| 管理限界(Control limit) | 実際のデータのばらつきから求めた観測上の範囲 | → 出た線(is) |
⚙️ この問題文での文脈
「プロジェクト・マネジャーは、スケジュールが厳しい製品開発を担当しており、
プロジェクト全体のストーリー・ポイントは600、ベロシティは60、チームのメンバーは12人です。」
ここでの「ベロシティ60」「12人」は、
すでに “この条件でやるしかない” という制約値 になっています。
つまり:
- 「これ以上ベロシティを上げるのは難しい」 → ベロシティ=仕様限界の上限
- 「これ以上メンバーを増やせない」 → メンバー数=仕様限界の上限
この“これ以上できない・超えられない設定値”という扱いが、
仕様限界(specification limit) としての解釈なんです。
🔍 「管理限界」になるケースとの違い
| 観点 | 今回(仕様限界扱い) | 管理限界扱いになるケース |
|---|---|---|
| 状況 | すでに人数・速度が固定されていて変更困難 | チームがスプリントごとにベロシティを測定してばらつきを把握している |
| 意味 | 「これ以上増やせない」「これ以上早くできない」 | 「平均ベロシティ±標準偏差の範囲でばらつく」 |
| 限界の性質 | 設計・計画上の限界(spec limit) | 実績データから求める統計的限界(control limit) |
✅ つまりこの問題の本質
- 「ベロシティ60」や「12人」という数値が、現実的に“上限”として設定されている(制約)
- それは「この条件を超えると計画上成立しない」という意味での 仕様限界(上限)
したがって:
A. ベロシティは仕様限界の上限、12人は仕様限界の上限を意味する。
が正しい、というわけです。
🧠 簡単な覚え方(再掲)
🔸 仕様限界=決めた線(限界条件や制約)
🔸 管理限界=出た線(実績のばらつき)
そしてこの問題では:
「もうこれ以上上げられない・増やせない=決めた線」
→ よって仕様限界の上限
ミニ試験8(日本語)8

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