→チームが使える体制を作るためにアジャイルの原則や役割を再確認する。
アジャイルの価値や行動規範を理解して適用することで、対立を解消して自己組織化できる可能性があります。
その他の選択肢は誤りです。プロジェクト・マネジャーは、メンバーを交代する前に、アジャイルの価値観や役割・責任を理解して適用できるように支援すべきです。チームが自力で解決できるのが理想ですが、すでに遅延が生じており支援が必要です。アジャイルでプロジェクト・マネジャーが作業を割り振ることはありません。
理由(なぜこの選択肢が正しいのか)
この問題は、アジャイル導入フェーズでのチームの混乱と役割理解不足が原因で対立と遅延が起きているケースです。
根本的な問題は「特定メンバーの行動」ではなく、チーム全体がアジャイルの価値観と役割を正しく理解していないことにあります。
アジャイルでは、
- チームが自己組織化(self-organizing)して仕事を進めること
- メンバーが互いに協力してコミットメントを果たすこと
が基本原則です。
したがって、PM(またはスクラムマスター)は、まずチーム全員とともに
- アジャイルの価値観・原則(特に協働・透明性・責任共有)
- 各ロールの責務(特に開発メンバーが自分で作業を選ぶ点)
を再確認し、チームとして機能するための環境を整えることが最優先です。
この「アジャイル原則の再確認」によって、
タスクの押し付けや他責的な態度を是正し、チーム全員が共通のマインドセットで行動できるようになります。
その他の選択肢が誤りである理由
- 「当該メンバーをアジャイル経験のある人材と入れ替える。」
→ これは短絡的な人事対応であり、根本原因の解決になりません。
問題は個人の能力ではなく、「チーム全体のアジャイル理解不足」と「組織のハイブリッド環境への適応力」にあります。
PMBOKでも、まずはチーム育成・教育・環境改善を優先すべきとされています。 - 「スプリント・バックログを管理してメンバーにタスクをアサインする。」
→ これはアジャイルの原則に反する行為です。
スクラムにおいては、チーム自身がスプリント計画の中でタスクを自己選択し、コミットするのが基本です。
PMやスクラムマスターが直接アサインするのは「指示命令型マネジメント」であり、アジャイルでは望ましくありません。
ワンポイントアドバイス
PMP試験で「アジャイルの問題が起きた」場合、次の順で考えると正解しやすいです。
- 個人の入れ替えや指示より、チームの教育・環境改善を優先。
- アジャイルの原則や役割を再確認・再整備する。
- 自己組織化とコラボレーションを促進する。
✅ まとめ
- 問題の本質:アジャイル理解不足と役割の混乱
- 対応方針:アジャイルの原則・役割を再確認し、チームが自律的に動ける体制を整える
- 選ぶべき行動:「チームが使える体制を作るためにアジャイルの原則や役割を再確認する。」
ミニ試験7(日本語)9

コメント