プロジェクト・マネジャーは、新たな環境プロジェクトにアサインされました。ベンダーの提案書をレビューしたところ、自社の運用コストに影響する可能性のある技術的リスクに気づきました。プロジェクト・マネジャーはまず何をすべきでしょうか?「プロジェクト・リスク登録簿を更新する。」「ワークショップを開いてリスクを評価する。」

→プロジェクト・リスク登録簿を更新する。

技術的リスクをリスク登録簿に追加して軽減策を策定します。

その他の選択肢は誤りです。機能部門マネジャーへの相談、リスクの受容、ワークショップでのリスク評価はいずれも妥当ですが、リスク登録簿の更新が先です。

理由(なぜその選択肢が正しいのか)
リスクを認識した時点で、プロジェクト・マネジャーはまずそのリスクを正式に記録する必要があります。
PMBOKガイド第7版/第6版の「リスクマネジメント」知識エリアでは、「リスクの特定(Identify Risks)」プロセスにおいて、最初に行うべきことはリスク登録簿にリスクを記載することとされています。
これにより、関係者全員がそのリスクの存在を把握し、後続のプロセス(定性的・定量的リスク分析、リスク対応計画)に進むための基礎が整います。


その他の選択肢が誤りである理由
「ワークショップを開いてリスクを評価する」
→ これはリスクの分析(Perform Qualitative Risk Analysis)やリスクの特定を支援する手法ですが、すでに特定されたリスクについてまず行うべき行動ではありません。
評価を行う前に、リスクを正式に登録しておかないと、プロジェクト文書上にそのリスクが存在しない扱いになり、マネジメントプロセスから漏れてしまうおそれがあります。


ワンポイントアドバイス
リスクに気づいたら、すぐに「共有・記録」が基本です。
多くの受験者が「すぐに分析」「すぐに対応」を選びがちですが、PMBOKでは常に体系的なプロセスに従うことが重視されます。
まずはリスク登録簿を更新し、次のステップとしてチームやステークホルダーとともに評価・分析を行う流れを意識しましょう。

ミニ試験5(日本語)13

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