→リスク特定
その他の選択肢は誤りです。リスク共有は、リスク対応戦略の1つで、好機を享受できる第三者に情報を共有します。リスク分析は、発生可能性とプロジェクト目的への影響の度合いからリスクの大きさを決定します。リスク強化は、リスク対応戦略の1つで、好機の発生確率や影響を増加させる策を講じます。
理由
チェックリスト、ブレインストーミング、SWOT分析、前提条件分析といったツールは、
いずれも「どんなリスクが存在するかを洗い出す」ための手法です。
したがって、これらは リスク・マネジメントの初期ステップ「リスク特定」 に該当します。
PMBOK第6版・第7版のいずれにおいても、
Identify Risks(リスク特定) のツールと技法(Tools & Techniques)として明記されています。
🧩 それぞれのツールの目的と概要
| ツール | 概要 | リスク特定との関係 |
|---|---|---|
| チェックリスト | 過去のプロジェクトや組織の知見をもとにしたリスク項目リスト | 抜け漏れ防止に役立つ |
| ブレインストーミング | チーム全員でアイデアを自由に出し合う | 潜在的リスクの発見に効果的 |
| SWOT分析 | Strengths(強み)、Weaknesses(弱み)、Opportunities(機会)、Threats(脅威)を分析 | 外部・内部要因の両面からリスクを把握 |
| 前提条件分析 | プロジェクトの前提条件が正しいか、変化する可能性を分析 | 不確実性の源(潜在リスク)を見つける |
これらはすべて、「リスクを見える化する」ためのツールです。
❌ 他の選択肢が誤りの理由
「リスク共有(Risk Sharing)」
→ リスク対応戦略の一種(例:保険加入、契約による分担)であり、「特定」ではなく「対応」段階の活動です。
「リスク分析(Risk Analysis)」
→ リスク特定の後で、発生確率や影響度を評価するプロセスです。
分析ではなく、「洗い出し」のためのツールが今回のテーマ。
「リスク強化」
→ PMBOKでは正式なプロセスや戦略として存在しません。
💡 ワンポイントアドバイス
PMP試験では、「ツールや技法の名前」が出たときに
それがどのプロセス(特定・分析・対応)で使われるのかを見極めるのがポイントです。
ブレインストーミング・SWOT・チェックリスト ⇒ リスク特定
確率・影響マトリクス・モンテカルロ分析 ⇒ リスク分析
回避・転嫁・軽減・受容 ⇒ リスク対応
したがって、正解は 「リスク特定」 です。
ミニ試験3 (日本語)


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