→コラボレーションについてのチームの合意事項を見直す会議を実施する。
チームに新たなメンバーが加わるときは、新しいチームとして結成します。プロジェクト・マネジャーは、既存のチームの合意事項を見直して新しいチームのコラボレーションのあり方を決める会議を設定します。中でも新しいチームの行動規範の設定は重要で、全員参加での合意形成をファシリテーションすることがプロジェクト・マネジャーの大事な役割です。
その他の選択肢は既存のルールを踏襲してしまっているので誤りです。
理由:チーム・ダイナミクスの再調整
この質問のキーワードは
「新しいメンバーが加わる」
「プロジェクト・パフォーマンスへの影響を軽減する」
です。
つまり、PMの狙いは単に新メンバーを迎えることではなく、
チーム全体のコラボレーション(協働関係)を維持・再調整することです。
🎯 なぜ「見直す」が必要なのか?
新メンバーの加入は、
チームのフォーミング(形成)→ストーミング(摩擦)→ノーミング(規範化)→パフォーミング(高業績)の流れを一時的にリセットします。
このため、PMは:
- チーム全体で再び「どのように協力するか」を合意し直す
- 既存メンバーの心理的安全性を守りつつ、新メンバーを自然に受け入れる
という再調整プロセスを促す必要があります。
この「再合意(Re-alignment)」を行う場が、
「コラボレーションについてのチームの合意事項を見直す会議」 なのです。
🧭 PMBOK/アジャイル実務ガイドの視点
PMBOK第7版およびアジャイル実務ガイドでは、
チームパフォーマンス維持のためのチーム・ワーキング・アグリーメントの見直しが推奨されています。
チーム構成が変化した際は、チームの価値観・ルール・意思決定方法を再確認することで、
「透明性」「信頼」「協働の一貫性」を保つ。
特にアジャイル環境では、
**「チームが自分たちで作ったルールを、チーム全体で見直す」**ことが、
外部から説明されるよりも強い納得感と定着を生みます。
❌ 他の選択肢が誤り(または不十分)な理由
「現行のチームの合意事項について新メンバーに説明する会議を設定する」
→ 受動的な対応。
既存メンバーの意識変化を伴わないため、チーム全体の再調整にはならない。
「チームで合意したルールについて新メンバーに説明するための会議を計画する」
→ 時制は「事前に」と合うが、チーム側が変化を受け止める場が欠けている。
つまり、新メンバー“だけ”に対応しており、全体最適ではない。
「現行のチームの合意事項をメンバー全員に伝えるための会議を開催する」
→ チーム全員はすでに理解している前提なので冗長。
説明ではなく再合意が必要。
💡 一言アドバイス(PMP試験対策)
PMP試験では次のような原則を意識して選択しましょう👇
| 状況 | 最適な対応 |
|---|---|
| 新メンバー加入・体制変更 | → チーム全体での再合意・関係性の再構築 |
| スキル・知識不足 | → 教育・トレーニング・メンタリング |
| モチベーション・協調性の低下 | → チームビルディングまたはワークショップ開催 |
🧩 まとめ
新メンバーが加入した際、プロジェクト・マネジャーがすべきことは、
チーム全体でコラボレーションに関する合意事項を見直す会議を実施すること。これはチームの自己組織化を促し、
一体感・生産性・心理的安全性を保ちながら新体制へスムーズに移行するための最良のアクションです。
フルレングス試験1 (日本語) 147

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