→「Ready(準備完了)の定義(DoR)」と依存関係マイルストーン
→「Done(完了)の定義(DoD)」とエグジット・クライテリア
擦り合わせ不足は、トラック間の依存関係の欠如によって生じます。ネットワーク図の狙いは、依存関係に基づいて活動の順序を設定することです。スクラムにおいてタスク開始の依存関係に相当するのがDoRであり、タスク・エグジット・クライテリアに相当するのはDoDです。
なぜこの2つが正解か?
1. DoRと依存関係マイルストーン
- DoR(Definition of Ready)は「ユーザーストーリーやPBIがイテレーションに入れる状態か」を示す。
- ハイブリッド環境では「ウォーターフォール側のマイルストーン(例:設計完了、環境構築完了など)」と DoRをリンク させることで、アジャイル側が作業に入れる条件が明確になる。
- つまり「マイルストーンが達成される → DoRを満たす → ストーリーを開始できる」と接続できる。
2. DoDとエグジット・クライテリア
- DoD(Definition of Done)は「ストーリー/インクリメントが完了したかどうか」を判断する基準。
- ウォーターフォールのエグジット・クライテリアは「フェーズ完了条件」。
- 両者を結びつけることで、アジャイル側の完了がウォーターフォール側のフェーズ終了条件と一致する。
- これにより両トラック間で「完了」の意味を共通化できる。
❌ 他の選択肢が誤りな理由
- プロダクト・バックログとクリティカルパス
→ 一見つながりそうだが、「アジャイルのバックログ進捗」と「ウォーターフォールのクリティカルパス作業」は粒度も管理視点も異なり、直接統合には不向き。 - エピック分解とWBS
→ 粒度の階層化という点で似ているが、「進行管理の同期化」には必ずしもつながらない。試験的には一歩外れる。 - DoRとWBS
→ WBSは成果物分解、DoRは作業着手の準備条件。統合する論理的な接点が弱い。
💡 PMP試験ワンポイントアドバイス
- ハイブリッド問題では「アジャイル側の定義(DoR/DoD)」と「ウォーターフォール側のゲート(マイルストーン/エグジット・クライテリア)」をリンクさせるのが鉄板。
- DoR → マイルストーン(着手条件の同期)
- DoD → エグジット基準(完了条件の同期)
と押さえておくと混乱しません。
👉 今回の学びは:
「開始条件(DoR↔マイルストーン)」と「完了条件(DoD↔エグジット基準)」を橋渡しすることで、アジャイルとウォーターフォールを統合できる。
PMI提供 クローン問題(ハイブリッド型)15

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