アジャイル・プロジェクト・チームは、現在のイテレーションのタスクをまだ完了していません。プロジェクト・スポンサーは、ミーティングでタスク完了の最終期日をチームに告げました。PMは次に何をすべきでしょうか?「チーム・リーダーを任命してチームのイテレーション計画とその完了責任を負わせる。」「イテレーション作業の管理責任はチーム自身にあることをプロジェクト・スポンサーに説明する。」

→イテレーション作業の管理責任はチーム自身にあることをプロジェクト・スポンサーに説明する。

アジャイル・アプローチでは、チームが自らの作業とプロセスに責任を負います。

アジャイルでは、機能横断型チームが意思決定権を持ち、スクラム・マスターがファシリテーションをします。機能部門マネジャーがチーム・リーダーになることはありません。

アジャイルでは、一人のチーム・リーダーが責任を負うことはなく、スクラム・チーム全員がイテレーション計画の実施責任を負います。

アジャイル・チームは、優先順位付けされたバックログとストーリー・サイズの見積りに基づいて計画を立てます。チームのベロシティに基づいて実施するストーリーを決めるので、スポンサーから与えられたスケジュールに従うことはありません。

理由
アジャイルの基本原則では、チームは自律的であり、自分たちの作業計画と遂行に責任を持つとされています。
イテレーション(スプリント)の進め方やタスク完了のスケジュールは、チームが合意して決めるものであり、上層部やスポンサーが一方的に指示するものではありません。

プロジェクト・マネジャー(またはスクラムマスターに相当する役割)は、スポンサーに対してこの原則を説明し、
「チームの自律性を尊重することが成果の最大化につながる」ことを理解してもらう必要があります。

PMはスポンサーとチームの間に立ち、外部からの指示による混乱を防ぐ役割を果たすのが正しい対応です。


③ 他の選択肢が誤りである理由

  • チーム・リーダーを任命してチームのイテレーション計画とその完了責任を負わせる。
    これはアジャイルの自己組織化(Self-organizing)という原則に反する行為です。
    アジャイルチームは「上司」や「指揮者」を持たず、メンバー全員が協力して成果に責任を持ちます。
    リーダーを任命して責任を一人に集中させると、チームの協働と主体性が損なわれ、アジャイルの価値を失います。

④ ワンポイントアドバイス
アジャイルでは、

  • チームが自ら計画を立て、
  • チームが自ら作業を管理し、
  • チームが自ら改善する、
    という「自己組織化」と「自律性」が核心です。

PMP試験では「上層部やマネジャーが命令する」選択肢が出たら、ほとんどの場合それは誤りです。

ポイント:アジャイルでは“命令”ではなく“支援”。
プロジェクト・マネジャーの役割は、チームが最善の成果を出せるように外部から守ることです。

フルレングス試験2 (日本語) 150

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