→パフォーマンス・パラメーターに対するステークホルダーの承認を得る。
→追跡する測定値に関する要件について合意する。
プロジェクト・パフォーマンスの評価方法に対する認識を関係者全員で一致させて無用な対立を避けるべきです。
その他の選択肢は誤りです。定期的な会議や管理状況のレビューは、実行フェーズに入ってから行うことであり、シミュレーションによる予測は不可欠とは言えません。
理由
このシナリオでは、「プロジェクトのベネフィットを測るためにパフォーマンスを継続的に評価している」とあります。
つまり、プロジェクト開始時に必要なのは以下の2点です👇
- 何を測定するか(測定値・メトリクスの定義)
- どう測定し、誰がその値を承認するか(合意形成)
これはPMBOK第7版やベネフィット・マネジメント・プラン(Benefits Management Plan)で強調されている
「ベースラインの確立」「測定基準への合意」「ステークホルダーの承認」
の要素に完全に一致します。
🔹 行動①:
「パフォーマンス・パラメーターに対するステークホルダーの承認を得る。」
→ ステークホルダーが何をもって「成功」とみなすのかを明確にし、測定基準を公式に承認してもらう必要があります。
これにより、後のベネフィット測定で認識のずれが起きません。
🔹 行動②:
「追跡する測定値に関する要件について合意する。」
→ どの測定値を追うのか(例:ROI、納期遵守率、顧客満足度など)を全員で合意します。
これがパフォーマンス測定の「基準点(Baseline)」になります。
❌ 他の選択肢の誤りの理由
「ステークホルダーとの会議を定期的に開催する。」
→ 良い実践ではありますが、「プロジェクト開始時に行うべき準備」ではなく、
進行中(Monitoring & Controllingフェーズ)で行う継続的活動です。
「プロジェクトの管理状況を定期的にレビューする。」
→ これも実行段階の活動です。開始時点では、まずレビューの基準を定める方が先です。
「シミュレーションによりパフォーマンスを予測して主要ステークホルダーに伝える。」
→ これは高度な予測分析であり、ベネフィット測定の準備段階ではなく、
プロジェクト中盤以降に行う分析アプローチです。
💡 ワンポイントアドバイス
PMP試験で「ベネフィット測定」「成功基準」「パフォーマンス評価」などが出たら、
次の順番を思い出すと正答を導きやすいです👇
① 測定基準を定義する(何を測るか)
② ステークホルダーの合意を得る(どう測るか)
③ ベースラインを確立する(どこから測るか)
④ 実行・監視・報告(測り続ける)
✅ まとめ
- 正答:
① パフォーマンス・パラメーターに対するステークホルダーの承認を得る。
② 追跡する測定値に関する要件について合意する。 - 理由:
ベネフィット測定のためには、測定基準の設定とその合意・承認が不可欠。 - 誤答理由:
他の選択肢は「開始時」ではなく「進行中」に実施する行動。 - ワンポイント:
💡「測る前に、何を・どう測るかの合意を取る」。
それがPMP流の“ベネフィット実現の第一歩”。
フルレングス試験2 (日本語) 96

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