→すべての資源を予算内で調達すること
調達計画の策定時に考慮すべき最も重要な要因は、プロジェクトの予算です。調達計画はプロジェクトの予算を超過することのないように立てる必要があります。
その他の選択肢は誤りです。プロジェクトのスケジュール、資源の質や可用性も重要な要因ではありますが、プロジェクトの予算ほどではありません。予算がなければ資源の入手もプロジェクトの完了もできません。
理由
この問題は「調達計画を立てる際に最も重要なことは何か?」という観点から問われています。
つまり、「どんな調達を行うか」や「どの範囲で調達するか」を決定する段階です。
この段階では、プロジェクトのコストベースライン(10万ドル)を超えないように計画することが最も重要になります。
PMはこの段階で、必要なツール・ハードウェア・トレーニングを洗い出したうえで、
「どれを社内で調達し、どれを外部委託するか」「契約形態はどれが適切か(定額契約、実費精算など)」を決定します。
その判断基準の中心は、予算制約の中で最適な調達方法を選択することです。
したがって、ここでは「コスト管理上の適正な計画を立てること」が最優先とされています。
他の選択肢が誤っている理由
- 「プロジェクトが遅延なくスケジュール通りに進むこと」
→ 調達計画の目的ではなく、プロジェクト全体の成果目標です。調達計画の段階では、まだ調達のタイミングや業者選定などの具体的な実行段階には入っていません。 - 「質の高い資源を調達すること」
→ 品質は重要ですが、品質マネジメント計画や契約仕様書で定義されるものであり、調達計画段階での最優先事項ではありません。 - 「すべての資源をスケジュール通りに調達すること」
→ これは「調達の実施(Conduct Procurements)」段階での目標です。計画段階ではまだスケジュールどおりに実際に調達を行う段階にはありません。
ワンポイントアドバイス
PMP試験では、「どのプロセスに焦点を当てているか」を見極めるのがポイントです。
- Plan Procurement Management(調達マネジメント計画):
→ 予算と方針に基づいて、何を、どのように、どの範囲で調達するかを決める段階。
→ コスト(予算)を超えないことが焦点。 - Conduct Procurements(調達の実施):
→ ベンダーを選び、契約締結し、スケジュール通りに確保する段階。 - Control Procurements(調達のコントロール):
→ 契約履行の監視と変更管理を行う段階。
結論として、この問題が「計画段階の最優先事項」を問うものであるなら、
正解は「すべての資源を予算内で調達すること」が正しいといえます。
フルレングス試験1 (日本語) 158

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