→うまくいったことを特定して強化処置を策定する。 うまくいかなかったことを特定して是正処置を策定する。改善点を特定して改善処置を策定する。
レトロスペクティブの目的は、プロジェクト・バックログのマネジメントではなく、スクラム・プロセスの問題を特定して対処することです。
正解の理由
この問題は、**スクラムのレトロスペクティブ(Sprint Retrospective)**の目的を正しく理解しているかを問う定番の出題です。
🎯 レトロスペクティブの目的(Scrum Guideより)
スプリント・レトロスペクティブの目的は、品質と効果を高める方法を計画すること。
チームはスプリント中にうまくいったこと、うまくいかなかったこと、そして改善できることを検討する。
つまり、レトロスペクティブとは単なる「反省会」ではなく、
プロセス改善とチームパフォーマンス向上のための内省の場です。
✅ 各正解の意味
- うまくいったことを特定して強化処置を策定する。
→ 成功要因を再現・強化し、チームの強みを伸ばす。
(例:うまくいったコミュニケーション方法を今後も続ける) - うまくいかなかったことを特定して是正処置を策定する。
→ 問題の原因を共有し、再発防止策を考える。
(例:遅延した原因を分析し、次回のスプリント計画に反映) - 改善点を特定して改善処置を策定する。
→ 「今よりさらに良くできること」を積極的に見つける。
(例:テスト効率を高める自動化を試す)
❌ 不正解の選択肢
- 「未完成の成果物を特定して完了処置を策定する。」
→ これは**スプリント・レビュー(Sprint Review)**の目的。
レビューでは成果物(インクリメント)の完成状況を確認し、
次のプロダクト・バックログに反映します。
レトロスペクティブはプロセス改善が主眼であり、成果物管理ではありません。
💡 PMP試験的ワンポイント
| 項目 | スプリント・レビュー | スプリント・レトロスペクティブ |
|---|---|---|
| フォーカス | 成果物と価値の確認 | チームのプロセス・関係性の改善 |
| 出席者 | スクラムチーム+ステークホルダー | スクラムチームのみ |
| 出力 | 次のバックログへの改善点 | 次スプリントで実施する改善アクション |
🧩 まとめ
レトロスペクティブの目的は、
- 成功したことを特定して強化する
- うまくいかなかったことを是正する
- 改善点を見つけて改善する
= チームの継続的改善(Continuous Improvement)を実現する場 です。
フルレングス試験1 (日本語) 148

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