あなたは、スクラム・チームがデリバリーするプロジェクトのプロジェクト・マネジャーです。プロジェクト・スポンサーは、スクラム・フレームワークについてよく知りませんが、初回リリースのレトロスペクティブに招待されました。プロジェクト・スポンサーは、レトロスペクティブの目的について説明してほしいとあなたに頼みました。レトロスペクティブの目的は次のうちどれでしょうか?(3つ選んでください)「うまくいったことを特定して強化処置を策定する。」 「うまくいかなかったことを特定して是正処置を策定する。」 「改善点を特定して改善処置を策定する。」 「未完成の成果物を特定して完了処置を策定する。」

→うまくいったことを特定して強化処置を策定する。 うまくいかなかったことを特定して是正処置を策定する。改善点を特定して改善処置を策定する。

レトロスペクティブの目的は、プロジェクト・バックログのマネジメントではなく、スクラム・プロセスの問題を特定して対処することです。

正解の理由

この問題は、**スクラムのレトロスペクティブ(Sprint Retrospective)**の目的を正しく理解しているかを問う定番の出題です。


🎯 レトロスペクティブの目的(Scrum Guideより)

スプリント・レトロスペクティブの目的は、品質と効果を高める方法を計画すること
チームはスプリント中にうまくいったこと、うまくいかなかったこと、そして改善できることを検討する。

つまり、レトロスペクティブとは単なる「反省会」ではなく、
プロセス改善とチームパフォーマンス向上のための内省の場です。


✅ 各正解の意味

  1. うまくいったことを特定して強化処置を策定する。
     → 成功要因を再現・強化し、チームの強みを伸ばす。
      (例:うまくいったコミュニケーション方法を今後も続ける)
  2. うまくいかなかったことを特定して是正処置を策定する。
     → 問題の原因を共有し、再発防止策を考える。
      (例:遅延した原因を分析し、次回のスプリント計画に反映)
  3. 改善点を特定して改善処置を策定する。
     → 「今よりさらに良くできること」を積極的に見つける。
      (例:テスト効率を高める自動化を試す)

❌ 不正解の選択肢

  • 「未完成の成果物を特定して完了処置を策定する。」
     → これは**スプリント・レビュー(Sprint Review)**の目的。
      レビューでは成果物(インクリメント)の完成状況を確認し、
      次のプロダクト・バックログに反映します。
      レトロスペクティブはプロセス改善が主眼であり、成果物管理ではありません。

💡 PMP試験的ワンポイント

項目スプリント・レビュースプリント・レトロスペクティブ
フォーカス成果物と価値の確認チームのプロセス・関係性の改善
出席者スクラムチーム+ステークホルダースクラムチームのみ
出力次のバックログへの改善点次スプリントで実施する改善アクション

🧩 まとめ

レトロスペクティブの目的は、

  • 成功したことを特定して強化する
  • うまくいかなかったことを是正する
  • 改善点を見つけて改善する

= チームの継続的改善(Continuous Improvement)を実現する場 です。

フルレングス試験1 (日本語) 148

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