→案の選択
プロジェクト・チームは、選択基準を決めて各選択肢のメリットとデメリットを評価して最善の案を選びます。組織の意思決定のほとんど(とりわけ複雑な意思決定)は個人ではなくグループで行うため、特にグループでの意思決定プロセスでこのステップが重視されます。
理由(案の選択)
グループで意思決定を行う目的は、単に案を出すことではなく、
複数の意見の中から最適な選択を合意形成によって決定すること にあります。
PMBOKの観点では、グループ意思決定技法(Group Decision-Making Techniques)は以下のように定義されています:
集団の合意を形成するために、代替案を分析し、最も適切なものを選択するプロセス。
つまり、「案の選択(decision making)」こそがグループの知見を統合し、最終的に行動につなげる核心ステップ です。
この段階で、合意形成(consensus)、多数決(voting)、デルファイ法(Delphi Technique)などの手法が用いられます。
❌ 他の選択肢が誤っている理由
- 「問題定義」
→ 問題を正しく理解することは重要ですが、これは意思決定プロセスの前提段階です。
グループ意思決定プロセスでは、「複数案から最も適切なものを選ぶ」ことが本質なので、
この問いでは中心的な段階ではありません。 - 「解決案の策定」
→ ブレーンストーミングなどの創造的段階にあたりますが、
グループ意思決定で重視されるのは「評価・選択」のフェーズです。 - 「解決案の実施計画」
→ これは意思決定の後段階(実行フェーズ)です。
意思決定そのものではありません。
💡 ワンポイントアドバイス
PMP試験で「グループ意思決定プロセス」に関する問題が出たときは、
次のキーワードに注目すると正解を選びやすいです:
- 焦点が“合意形成”や“最終判断” → 案の選択
- 焦点が“課題理解や分析” → 問題定義
- 焦点が“チームで新しいアイデアを出す” → 解決案の策定
この問題では、「グループでの意思決定プロセスで特に重視される」とあり、
「チームで合意して進むための中核プロセス」を問われているため、
案の選択(合意形成の瞬間) が正解になります。
✅ まとめ:
グループ意思決定プロセスの中で最も重視されるのは、
「案の選択」=複数案から最も適切なものを合意形成によって決定する段階。チームの知見を統合し、プロジェクトを前進させる“意思決定の核心”です。
フルレングス試験1 (日本語)47

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