→次のイテレーションに備えて追加のフィーチャーを優先順位付けする。
この場合プロジェクト・マネジャーは、要求は受け付けられ次のイテレーションに備えて優先順位付けすると顧客に伝えます。これによりチームは進行中の作業を滞りなく完了でき、新たなフィーチャーに必要な工数を見積ったり、実装方法を検討したりする時間も取れます。これは顧客ニーズに対応し、予定通りに高い品質でプロダクトをデリバリーできる最善の方法です。このアプローチは、顧客要件の変化にも柔軟に対応できます。
その他の選択肢は誤りです。
顧客の要求を無碍に断るべきではありません。アジャイルの原則では、計画や契約より顧客との協働や変化への対応を重視しています。アジャイル・プロジェクトでも契約は存在しますが、必要に応じて変更する場合もあります。
イテレーションの途中で変更すると作業を中断せざるを得なくなるので推奨されません。イテレーション中の変更は、現在進めている作業よりもビジネス価値が高くどうしても必要な場合に限った最後の手段です。
明確な行動計画を示さずに新しいフィーチャーを後で追加すると顧客に伝えれば誤解や不満を招く恐れがあります。アジャイルでは、顧客価値に基づき作業の優先順位を決めます。顧客に対して優先順位付けプロセスを示した上で明確に実装時期を伝えることが大事です。
理由
アジャイル開発(特にスクラム)の基本原則のひとつは、
スプリント(イテレーション)期間中にスコープを変更しないこと です。
スプリントは「短期間での計画→実行→検査→適応」のサイクルで進めるため、
スプリントの途中で新しい要求を入れると、
チームのコミットメントが崩れ、ベロシティ(開発速度)や品質が低下するリスクがあります。
したがって、顧客の要求が重要であっても、PM(スクラムマスター的役割を担う立場)は:
- 現在のイテレーションではスコープ変更を行わない。
- 次のイテレーション計画(スプリントプランニング)で優先順位付けを行う。
- プロダクト・オーナーと連携し、バックログの順序を見直す。
これがアジャイルの「適応は次のスプリントで行う」という原則に則った正しい対応です。
❌ 他の選択肢が誤っている理由
- 「新しいフィーチャーは後の段階で追加すると顧客に伝える。」
→ 一見正しそうですが、これは「拒否」に近い対応です。
アジャイルの価値観は「顧客との協調」であり、
要求を頭ごなしに後回しにするのではなく、
優先順位を再評価して次サイクルで反映できるようにすることが大切です。
💡 ワンポイントアドバイス
PMP試験やアジャイル関連問題で迷ったときの原則:
- スプリント中にスコープは変えない。
- 顧客の要求は否定せず、次のイテレーションで再評価する。
- すぐの変更ではなく、計画的な適応(inspect & adapt)を重視する。
✅ まとめ:
顧客から新しい要求が出ても、
スプリント中のスコープ変更は避け、
次のイテレーションで優先順位付けして対応する。
これがアジャイルの原則であり、チームの持続的なペースと品質を守る最善の方法です。
フルレングス試験1 (日本語)49

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