→最初にステークホルダー全員でプロジェクトでの共通言語を決めるワークショップを行う。
プロジェクトにおける共通言語は、多国籍メンバー内の文化の溝を埋め期待を明確化し誤解を避けて協力するのに役立ちます。
その他の選択肢は誤りです。
教訓登録簿は、プロジェクト内で得られた教訓をメモしておくためのものです。
文化的失敗についての調査も有効ですが、一般的な失敗よりプロジェクトに特化した誤解を避けるほうが有効かもしれません。
すべてのコミュニケーションを監視するというのは現実的ではありません。
理由
この問題は、「多国籍プロジェクトで文化・言語の違いによる誤解が計画フェーズで発生した」ケースです。
つまり、プロジェクトの初期段階でステークホルダー間の共通理解が欠けていたことが原因です。
PMBOKでは、特にグローバル・プロジェクトにおいて、
**「共通の言語・用語・コミュニケーションルールを確立する」**ことが、誤解を防ぎ、協調を促進する鍵とされています。
したがって、プロジェクト・マネジャーは計画フェーズの早い段階で、
全ステークホルダーが集まり、共通言語・用語・意思疎通のルールを明確にするワークショップを開催するべきでした。
これにより、文化や言語の違いを超えて、プロジェクトに関する認識・表現を統一し、
後の承認段階で「解釈のズレ」や「表現の違いによる誤解」を防ぐことができます。
他の選択肢が誤っている理由
- 「プロジェクトに参加する国との間で犯しがちな文化的失敗について調査する」:
調査は重要な準備活動ですが、それはPM自身の理解を深める行為に留まります。
実際の誤解は、ステークホルダー間の言葉・概念のずれで起きているため、
個人の調査ではなく、全員で共通理解を形成する場を設けることが必要です。 - 「誤解を避けるために最初の対面/非対面のコミュニケーションを監視する」:
コミュニケーションを「監視」しても、問題の根本である共通言語や認識の欠如は解消できません。
監視よりも、まず**土台となる共通基盤(共通言語・用語)**を整えるのが優先です。
ワンポイントアドバイス
PMP試験では、多国籍・異文化プロジェクトのコミュニケーション問題に関しては次の原則が重要です。
- 誤解を「防ぐ」には → 共通言語・共通理解を確立すること
- 誤解を「是正する」には → オープンな対話・確認を促進すること
特に計画フェーズでは、**文化的背景よりも「用語や概念の統一」**を優先的に整えるのがポイントです。
✅ まとめ:
多国籍プロジェクトでは、文化理解よりもまず「共通言語・用語の統一」が最優先。
ステークホルダー全員で共通言語を定めるワークショップを行うことで、
異文化間の誤解や計画承認時の不一致を防ぐことができます。
ミニ試験15(日本語)14

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