→一定数のイテレーションを追加して動的スコープ契約を提案する。
これにより納品間際の追加努力を固定コストで実現できます。
その他の選択肢は誤りです。
契約書に補遺や変更管理プロセスを追加する案は、柔軟性に欠け顧客のニーズに対応しきれません。
人員の追加は予算が固定なので難しいかもしれません。
理由(なぜこの選択肢が正しいのか)
顧客が「納品間際にスコープを拡大してビジネス価値を最大化したい」と考えている場合、
従来型の固定スコープ契約では柔軟に対応できません。
このようなケースでは、**アジャイル型契約(動的スコープ契約:Agile or Adaptive Contract)**が有効です。
この契約の考え方では、
- 納期とコストを固定し、
- スコープを可変とする(優先順位に応じてリリース内容を決定する)
という形を取ります。
PMは、スプリント(またはイテレーション)数を固定し、スコープを適応的に調整する方式を提案することで、
顧客の柔軟な要求に応えつつ、予算や納期の枠組みを維持できます。
つまり、「変更を許容するための契約構造そのものを設計する」というのがPMの正しい対応です。
その他の選択肢が誤りである理由
変更管理プロセスを契約書に記載する
- これは予測型(ウォーターフォール型)プロジェクトでは有効な方法ですが、
本問は「顧客が納品間際にスコープを拡大したい=変化を前提とした要望」です。 - 変更管理プロセスを契約に明記しても、アジャイルのように迅速かつ反復的な変更対応はできません。
- よって、変化を前提にしたアプローチとしては不十分です。
ワンポイントアドバイス
顧客が「価値最大化」「柔軟なスコープ変更」を求めているときは、
PMは**“変更を管理する”のではなく、“変化を許容できる枠組みを設計する”**ことが求められます。
これが、**アジャイル契約(Dynamic Scope Contract)**の本質です。
ミニ試験13(日本語)12

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