★★アジャイル・チームは、これまで順調にプロダクト・フィーチャーをデリバリーしてきましたが、最近アーキテクチャーに対する大きな齟齬に気づき、手直しが必要になりました。この問題に対処するために利用すべきアジャイル技法はどれでしょうか?「漸進的計画」 「チーム・レトロスペクティブ」 「ステークホルダーへのデモ」 「デイリー・スタンドアップ」

→チーム・レトロスペクティブ

チームは、レトロスペクティブでブレインストーミングを行い、うまくいかなかったことに対する是正処置を見つけます。定性/定量両方の情報に基づき原因を見つけ、対処策を考案して行動計画を立てます。

理由(なぜその選択肢が正しいのか)
この問題の焦点は、「アーキテクチャー上の齟齬(ずれ)」という根本的な問題が発生し、手直し(リワーク)が必要になった状況で、どの技法を使うべきかです。

アジャイルにおける「チーム・レトロスペクティブ(Retrospective)」は、チームが自らのプロセスや成果物を振り返り、改善策を考えるための公式な場です。
ここでは、単なる日々の進捗確認ではなく、なぜアーキテクチャー上のずれが起きたのか、どの段階で気づけたのか、今後どう防ぐかをチーム全体で検討します。

PMBOKガイドやアジャイル実務ガイドでも、

  • プロダクトやプロセスに根本的な問題が発生したとき
  • チームが継続的改善(Continuous Improvement)を行うとき
    に最も有効な手法として、レトロスペクティブが明記されています。

その他の選択肢が誤りである理由

  1. 漸進的計画(Progressive Elaboration)
    → 計画を詳細化していく考え方であり、計画策定時の概念です。
    今回のように「問題が発生した後の振り返り・改善」には適しません。
  2. ステークホルダーへのデモ(Sprint Review / Demo)
    → 完成した機能をステークホルダーに見せ、フィードバックを得る場です。
    これは「プロダクトの検査」の場であり、アーキテクチャーやプロセスのずれをチームで分析する目的ではありません。
  3. デイリー・スタンドアップ(Daily Stand-up)
    → 日々の作業調整・障害共有を目的とする短時間ミーティングです。
    アーキテクチャー全体に関わるような根本的課題を議論するには不十分です。

ワンポイントアドバイス
アジャイルでは、

  • 日々の調整 → デイリースタンドアップ
  • 成果物のレビュー → スプリントレビュー(デモ)
  • プロセス改善・根本原因の特定 → レトロスペクティブ
    と明確に目的が分かれています。

今回のように、チーム内部の設計方針・開発手法に関する齟齬を見直す場合は、
👉 **「チーム・レトロスペクティブ」**が最も適切な技法です。

ミニ試験6(日本語)11

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