→チーム・レトロスペクティブ
チームは、レトロスペクティブでブレインストーミングを行い、うまくいかなかったことに対する是正処置を見つけます。定性/定量両方の情報に基づき原因を見つけ、対処策を考案して行動計画を立てます。
理由(なぜその選択肢が正しいのか)
この問題の焦点は、「アーキテクチャー上の齟齬(ずれ)」という根本的な問題が発生し、手直し(リワーク)が必要になった状況で、どの技法を使うべきかです。
アジャイルにおける「チーム・レトロスペクティブ(Retrospective)」は、チームが自らのプロセスや成果物を振り返り、改善策を考えるための公式な場です。
ここでは、単なる日々の進捗確認ではなく、なぜアーキテクチャー上のずれが起きたのか、どの段階で気づけたのか、今後どう防ぐかをチーム全体で検討します。
PMBOKガイドやアジャイル実務ガイドでも、
- プロダクトやプロセスに根本的な問題が発生したとき
- チームが継続的改善(Continuous Improvement)を行うとき
に最も有効な手法として、レトロスペクティブが明記されています。
その他の選択肢が誤りである理由
- 漸進的計画(Progressive Elaboration)
→ 計画を詳細化していく考え方であり、計画策定時の概念です。
今回のように「問題が発生した後の振り返り・改善」には適しません。 - ステークホルダーへのデモ(Sprint Review / Demo)
→ 完成した機能をステークホルダーに見せ、フィードバックを得る場です。
これは「プロダクトの検査」の場であり、アーキテクチャーやプロセスのずれをチームで分析する目的ではありません。 - デイリー・スタンドアップ(Daily Stand-up)
→ 日々の作業調整・障害共有を目的とする短時間ミーティングです。
アーキテクチャー全体に関わるような根本的課題を議論するには不十分です。
ワンポイントアドバイス
アジャイルでは、
- 日々の調整 → デイリースタンドアップ
- 成果物のレビュー → スプリントレビュー(デモ)
- プロセス改善・根本原因の特定 → レトロスペクティブ
と明確に目的が分かれています。
今回のように、チーム内部の設計方針・開発手法に関する齟齬を見直す場合は、
👉 **「チーム・レトロスペクティブ」**が最も適切な技法です。
ミニ試験6(日本語)11

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