7つの業者が参加するプロジェクトでスケジュールが遅れています。ステアリング・コミィティは、対立解消の迅速化のため、すべての当事者が譲歩すべきという条件を撤廃するようプロジェクト・マネジャーに要請しました。PMはどの技法の利用を廃止する。が正しい?「撤退や回避」 「鎮静や適応」 「強制や指示」 「妥協や和解」

→「妥協や和解」の技法の利用を廃止する。

「妥協や和解」の技法は、対立する二者が合意に達するために互いに何かを諦めるという対立解消法です。二者のうちどちらかが何の譲歩もする必要がない場合には、両者が妥協することはありえません。

その他の選択肢が誤りなのは、ステアリング・コミィティの決定に沿っていないからです。「撤退や回避」は、対立から手を引いたり、対立を完全に避けたりする技法です。この事例では、プロジェクトの遅延につながらない限り、この技法を引き続き関係者に利用させることができます。「鎮静や適応」は、どちらか一方が相手の要求を受け入れることによって対立を避ける技法です。この事例では、プロジェクトの遅延につながらない限り、この技法を関係者に引き続き利用させることができます。「強制や指示」は、どちらか一方が権力や権限を利用して、自らの要求を相手に飲ませる技法です。この事例では、プロジェクトの遅延につながらない限り、この技法を関係者に引き続き利用させることができます。

理由(なぜその選択肢が正しいのか)
問題文のキーワードは、

「すべての当事者が譲歩すべきという条件を撤廃するよう要請した」
です。

「妥協や和解(Compromising/Reconcile)」は、PMBOKで定義されている対立解消の5つの代表的手法の一つで、
すべての関係者がある程度譲歩して、中間点で合意する方法を指します。

したがって、「譲歩を求める条件を撤廃する」ということは、
まさに「妥協や和解」という技法を**廃止する(使わない)」**という意味になります。


その他の選択肢が誤りである理由

  1. 撤退や回避(Withdraw/Avoid)
    → 対立そのものを避けて放置する方法。
    「譲歩する・しない」という概念とは関係がなく、そもそも交渉を行いません。
  2. 鎮静や適応(Smoothing/Accommodating)
    → 相手の主張を受け入れて一時的な調和を図る方法。
    こちらは「一方が譲る」スタイルであり、「全員が譲る(妥協)」とは異なります。
  3. 強制や指示(Forcing/Directing)
    → 権限や力を使って一方的に決定する方法。
    これも「譲歩」ではなく「押し付け」に近い行為で、今回の撤廃条件とは関係がありません。

ワンポイントアドバイス
PMP試験では、「対立解消の5つの手法」を正確に区別して理解することが重要です。

  • 撤退/回避(Avoid):問題を先送りまたは無視
  • 鎮静/適応(Smoothing):相手に合わせて調和を優先
  • 妥協/和解(Compromise):双方が譲歩して中間解決
  • 強制/指示(Forcing):権限で押し切る
  • 協力/コラボレーション(Collaborate):全員がWin-Win解決を目指す

この問題では「譲歩を求める手法」をなくす →
👉 **「妥協や和解」**を廃止する、が正解です。

 

ミニ試験6(日本語)12

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