→衛生要因
本問題は、ハーツバーグの衛生理論に関する問題です。
衛生理論はハーツバーグが提唱した理論であり、人を動機付けさせるには、不満足を防止して、満足感を与える必要があるという事を提唱しています。
不満足の防止とは、待遇面などを含めた職場環境を整えることで、衛生要因と言われています。また満足感を与えることは、仕事において目的を与えることで、動機づけ要因と言われています。つまりこの設問での回答は衛生要因となります。
PMBOK®Guideにおいては、主にチームの育成プロセスのツールと技法である人間関係とチームに関するスキルの【動機づけ】に関連します。(PMBOK®Guide P341)
解説
ハーズバーグ(Herzberg)の 動機づけ-衛生理論(Two-Factor Theory) によると、職務満足に影響する要因は大きく二種類に分かれます。
- 衛生要因 (Hygiene Factors)
- 例:給与、職場環境、上司との関係、労働条件、会社の方針 など
- これらが欠如すると 不満(意気消沈) を招く
- ただし改善しても モチベーションの向上には直結しない
- 動機付け要因 (Motivators)
- 例:達成、承認、仕事そのもの、責任、成長の機会 など
- これらがあるとモチベーションを高める
- しかし欠如しても必ずしも不満につながるわけではない
したがって、設問の「維持されないと意気喪失、改善しても動機付けにはならない」に該当するのは 衛生要因 です。
その他の答えが誤りである理由
- 達成理論(マクレランドの欲求理論)
→ 達成・権力・親和の3つの欲求に基づくもので、ハーズバーグ理論とは別。 - 期待理論(ブルームの期待理論)
→ 「努力→成果→報酬」の期待が動機付けにつながる理論であり、衛生要因とは無関係。 - 動機付け要因
→ モチベーションを高める側の要因(達成感や承認)。設問文の「改善しても動機付けにならない」に反する。
PMP試験のワンポイントアドバイス
- 「ハーズバーグ=二要因理論」
- 衛生要因:欠けると不満、不足の解消でニュートラル状態になるだけ
- 動機付け要因:あるとモチベーションが高まる
- 試験では「給与」「職場環境」「福利厚生」などは → 衛生要因、と即答できるようにしておく。
- キーワード暗記:
- 「不満防止=衛生要因」「やる気アップ=動機付け要因」
PMP模擬試験【2回目以降】(650問からシャッフル出題):知識問題 2回目 106

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