プロジェクトは、全体の内の40%が完了していて、現時点で予測されるプロジェクトのコストは、当初の計画の2倍になると予想されます。この状況に対する理由として、もっともなりえないものは「プロジェクト選定が適切でなかった」「以前に実施されたプロジェクトの状況レビュー会議で、コストの状況把握に失敗した」

→プロジェクト選定が適切でなかった

この設問での状況は、プロジェクト実行段階で状況です。
スポンサーが生成したビジネス文書から、プロジェクトマネジャーがプロジェクト憲章を作成し、そのプロジェクト憲章をスポンサーが承認した後、先行割当を受けたメンバーがプロジェクトマネジメント計画書を作成します。その計画書をプロジェクトマネジャーが承認した後、プロジェクトが実行段階となります。
つまり、【プロジェクト選定が適切でなかった】という選択肢は、プロジェクト憲章を作成の前段階であるため、4つの選択肢の中でもっとも妥当な選択肢ではありません。

理由

プロジェクトの進捗が40%完了した時点で、予測コストが当初計画の2倍になる原因として、最もなりえないのは「プロジェクト選定が適切でなかった」という理由です。

  • プロジェクト選定の適否は着手前に評価・判断されるものであり、選定後に発生する大幅なコスト超過の直接原因にはなりません。
  • この段階でのコスト予測悪化は、計画策定・進捗管理・コストコントロールの不備が主な原因になります。

その他の選択肢が正解ではない理由

  • 以前に実施されたプロジェクトの状況レビュー会議で、コストの状況把握に失敗した
    • これはコスト監視・コントロールプロセスの失敗に該当します。コスト超過の兆候を早期に検知できず、是正措置を講じられなかったことで、予算が大幅に悪化する現実的な原因となります。

PMP試験ワンポイントアドバイス

試験では「時系列」を意識して原因の妥当性を判断するのが重要です。

  • プロジェクト開始前の要因(例:選定ミス)は、実行段階での急激なコスト変動の直接原因とはなりにくい。
  • 実行中の変化は、計画の精度・進捗監視・リスク対応の不備を疑う。
    この視点を持つと、似た選択肢の中から不適切な理由を素早く排除できます。

PMP模擬試験【2回目以降】(650問からシャッフル出題):知識問題 2回目 20

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