★★アジャイル開発チームが、犬の里親探しアプリ開発のユーザーストーリーを選定中。あるストーリーは複雑で、実装すると最初のリリースに間に合わない可能性あり。しかし、プロダクトオーナーはこのストーリーが競合優位性を生むと考えている。チームはどう対応すべき?「追加の作業に対応するためにプロジェクトの予算とタイムラインを見直し、プロジェクトスケジュールとリソース配分を調整する。」「競争優位性、市場への影響、戦略的整合性などを含む、費用便益分析を実施する。」「ユーザーストーリーの複雑さが、最初のリリースでの実装にリスクをもたらすかどうかを調査する。」

→競争優位性、市場への影響、戦略的整合性などを含む、費用便益分析を実施する。

このアジャイルチームとプロダクトオーナーは、ユーザーストーリーの実装に必要な労力と、それによって生じるコストや負担を比較検討する必要があります。費用便益分析を行うことで、この複雑なユーザーストーリーを追加することのメリットとデメリットを全員が理解できます。潜在的な利益、コスト、リスク、そして戦略目標との整合性を総合的に考慮することで、チームとプロダクトオーナーは最善の判断を下せるでしょう。この方法は、あらゆる要素を慎重に検討した上で意思決定を行うことを保証し、関係者との円滑なコミュニケーションと協力を促します。リスク調査も重要ですが、意思決定に必要な情報を全て網羅するものではありません。予算やスケジュールを見直すことも大切ですが、それだけで判断すべきではありません。費用便益分析は必須です。代替リューションの検討も有効な場合もありますが、競争優位性に関するプロダクトオーナーの懸念に直接答えるものではないかもしれません。(ECO:ビジネス環境.タスク3)

解説

  • この状況では、ユーザーストーリーの価値(競争優位性や市場効果)とリスク(複雑さ・納期遅延の可能性)を天秤にかける必要があります。
  • アジャイルでは、プロダクトオーナーやチームが価値に基づいて優先順位をつけるために、費用便益分析やビジネス価値評価を行います。
  • こうした分析によって、「初期リリースで入れるべきか、後のリリースに回すべきか」を判断する客観的な根拠を得られます。
  • 単にスケジュール調整やリスク調査だけでは、価値の高さを考慮に入れた最適判断ができません。

その他の選択肢が正解でない理由

  1. 「追加の作業に対応するためにプロジェクトの予算とタイムラインを見直す」
    • 価値評価をせずに予算・スケジュールをいきなり変えるのは、判断の順序が逆。
    • まずは実装価値が高いかどうかを評価し、それに応じて計画を変えるべき。
  2. 「ユーザーストーリーの複雑さがリスクをもたらすかを調査する」
    • リスク分析は重要だが、それだけでは価値や戦略的メリットを無視した判断になりやすい。
    • このケースでは、価値とリスクの両方を含めた費用便益分析が必要。

解説

今回の状況:

  • あるユーザーストーリーは複雑で、最初のリリースに間に合わない可能性がある
  • しかし プロダクトオーナーは“競争優位性”を生むと考えている

👉 この時に必要なのは、本当にこのストーリーを最初のリリースに入れる価値があるか? をビジネス的に判断することです。

つまり:

  • 技術的にできるかどうか調べる前に、
  • 戦略的価値(競争優位性、マーケットインパクト、ビジネス整合性)とコストを比較 して、実装すべきかを検討するのが筋。

これが「費用便益分析」の役割です。


❌ 他の選択肢が不正解な理由

  • 「予算とタイムラインを見直す」
     → ウォーターフォール的。アジャイルではスコープを調整するので、先にやるべきではない。
  • 「ストーリーの複雑さがリリースにリスクをもたらすか調査」
     → これは「スパイク」的な活動で、確かに技術的には有効。
     → ただし問題文の焦点は「競争優位性・市場影響」を強調しているので、ビジネス価値を分析する方が優先される。

📝 PMP試験ワンポイント

  • アジャイルでは常に「価値優先」
  • 技術的に難しいストーリーが出てきたとき → まず「やる価値があるか」をPOと判断(費用便益分析)。
  • 「技術的リスクを調べるスパイク」は、その価値が確認された後に検討されるステップ。

👉 試験では「ビジネス価値 vs 技術的リスク」の両方が選択肢にある場合、価値判断を優先するのが正解になりやすいです。

クローン問題(ハイブリットとウォーターフォールとアジャイル)25問_24年9月追加_3 23

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