→プロジェクトの進捗と障害をレビューするデイリー・ミーティングを新たに設ける。
→依存関係を含む日次または週次のプロジェクト報告書を新たに発行する。
→プロジェクト報告書の内容を精査し不足情報を追加する。
顧客はこれらの情報によってプロジェクトの進捗や障害を把握できます。顧客とチームのコミュニケーション頻度を高め、PMOの標準的なものではなく顧客の要件に合わせた報告をします。
その他の選択肢は、コミュニケーションの頻度が変わらないので不適切です。
理由
顧客が懸念しているのは「タイムリーで十分な情報が得られない」という点です。
したがって、PMは報告の頻度を上げ、内容の充実を図り、コミュニケーションの透明性を強化することが求められます。
それぞれの選択肢を解説します。
- デイリー・ミーティングを新たに設ける。
→ タスクの調整が難航している現状に対し、日々の進捗と課題を即時共有できる仕組みが有効。
小さな問題を早期に発見し、依存関係の調整を迅速に行うことができます。
また、顧客から見ても「問題が即時に把握されている」という安心感につながります。 - 依存関係を含む日次または週次の報告書を新たに発行する。
→ 顧客が月次報告では不十分と感じているため、より短いサイクルの報告を導入することが適切。
特に依存関係は遅延の主因であるため、これを明示することで透明性が高まります。 - 報告書の内容を精査し不足情報を追加する。
→ 現状の報告書に「顧客が知りたい情報(遅延原因、依存関係、リスクなど)」が不足しているため、
報告内容を改善して、進捗の見える化を強化することが必要です。
③ 他の選択肢が誤りである理由
- 月次の進捗会議で不足しているパフォーマンス情報を共有する。
→ 顧客の懸念は「月次では遅い」という点です。
同じ月次サイクルで情報を共有しても、課題のタイムリーな把握ができません。
頻度を上げる必要があります。 - 毎月顧客に報告書を提出するようベンダーに求める。
→ 問題の本質はベンダーではなく、PM自身の報告体制・コミュニケーションの仕組みです。
責任を他者に転嫁する行為は、PMBOKの「統合的マネジメント」の観点から不適切です。
④ ワンポイントアドバイス
この問題のキーワードは「情報の鮮度と透明性」。
顧客の信頼を維持するためには、
- 情報を「早く」共有する(デイリーや週次)
- 情報を「正しく」伝える(依存関係や課題を明確に)
- 情報を「充実させる」(報告書の改善)
という3点を意識しましょう。
ポイント:問題が“報告頻度と内容”なら、「頻度を上げ、情報を深める」方向で選ぶ!
フルレングス試験2 (日本語) 155

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