→次回のレトロスペクティブ
働き方の改善案を出して合意する場としてはレトロスペクティブが適切です。チームの不満を聞いてプロセスを改善することで残りのイテレーションの効率を高めることができます。
デイリー・スタンドアップは、前日の進捗と当日の予定を更新して障害を共有する短時間のミーティングです。
イテレーション計画会議は、バックログ項目を詳細化し受入基準を決めて作業工数を見積ってコミットするための場です。
教訓会議は、プロジェクトで得た成功・失敗経験を共有するための場です。
理由
アジャイルにおいて、レトロスペクティブ(ふりかえり)は「プロセスを改善するための公式な場」です。
チームがアジャイル・プロセスに不満を持っている場合、その意見を建設的に共有し、改善策を話し合うことが重要です。レトロスペクティブはまさにその目的で設けられており、「何がうまくいったか」「何を改善できるか」を全員で検討します。
したがって、プロジェクト・マネジャーは次回のレトロスペクティブで議題として取り上げるのが最も適切です。
③ 他の選択肢が誤りである理由
- 次回のデイリー・スタンドアップ:
デイリー・スタンドアップは、その日の作業進捗の共有と障害の明確化を目的とした短いミーティングです。プロセス改善のような深い議論をする場ではありません。ここで不満を話し合うと時間超過や目的の逸脱につながります。 - プロジェクト終了時の教訓ワークショップ:
これはプロジェクト全体を振り返る場であり、イテレーション中の改善には遅すぎるタイミングです。アジャイルでは継続的改善が原則のため、早めに対処すべきです。 - 次回のイテレーション計画会議:
ここは次のスプリントで何をするかを決める場です。プロセス改善そのものを議論する時間は基本的に設定されていません。改善事項はレトロスペクティブで決定したうえで、計画会議に反映するのが正しい順序です。
④ ワンポイントアドバイス
アジャイルの原則には「定期的にチームは自身の働き方を振り返り、改善する」という考え方(アジャイルマニフェスト原則12)があります。
「プロセスに関する話題=レトロスペクティブ」
このセットを覚えておくと、多くのアジャイル関連問題に対応できます。
フルレングス試験2 (日本語) 142

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