プロジェクト・マネジャーは、プロジェクトの状況報告をメールで送信後に、受信者の多くがすでにプロジェクトに参加していないことを知りました。そこで、今後の状況報告に備えて配信リストを見直す必要があります。PMはどうすべきでしょうか?「コミュニケーション・マネジメント計画書をレビューして更新する。」「責任分担マトリックスをレビューして更新する。」「資源マネジメント計画書をレビューして更新する。」

→コミュニケーション・マネジメント計画書をレビューして更新する。

プロジェクトの状況報告先は、コミュニケーション・マネジメント計画書に記述します。プロジェクト・マネジャーはまずこの文書を更新してから配信リストを修正します。

その他の選択肢は間違いです。スケジュール・マネジメント計画書、責任分担マトリックス、資源マネジメント計画書はいずれも状況報告を受けるべきステークホルダーを特定するものではありません。

理由
この状況は「情報の受け手(ステークホルダー)に関する管理が不十分」であることを示しています。
プロジェクト・マネジャーは、誰にどの情報を、どの頻度・方法で伝えるかを**コミュニケーション・マネジメント計画書(Communication Management Plan)**に定義しています。
したがって、報告対象が変化した場合は、この計画書を見直し・更新することが最も適切な対応です。これにより、今後の配信リスト(報告先)が最新のステークホルダー構成を反映し、無駄なコミュニケーションを防ぐことができます。


③ 他の選択肢が誤りである理由

  • 責任分担マトリックス(RACIなど)をレビューして更新する。
    責任分担マトリックスは、誰がどの作業に責任・説明責任・支援・報告義務を持つかを示すツールです。
    今回の問題は「情報伝達対象の誤り」であり、作業の役割・責任構造そのものの問題ではありません。そのため、この文書の見直しは不適切です。
  • 資源マネジメント計画書をレビューして更新する。
    資源マネジメント計画書は、人的資源や物的資源の取得・配分・管理方法を定義する文書です。
    メール配信リストの誤りは、資源の管理ではなく、コミュニケーション経路の管理に関する問題なので、ここを更新するのは筋違いです。

④ ワンポイントアドバイス
プロジェクトの進行に伴い、ステークホルダーの構成は変化します
そのため、PMは定期的に「ステークホルダー登録簿(Stakeholder Register)」と「コミュニケーション・マネジメント計画書」を見直すことが重要です。
実務では、「情報の伝達・報告方法=コミュニケーション・マネジメント計画書」と覚えておくと、類似問題で迷いません。

フルレングス試験2 (日本語) 143

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