→性格診断、個別コーチング
プロジェクト・マネジャーは、多様なメンバーからなる集団が高パフォーマンス・チームになるための文化と環境を用意する必要があります。そのために個別コーチングと性格診断を利用してチームの成長に必要な活動を理解し、メンバー全員がリーダーシップを発揮できるようにします。
その他の選択肢は、メンバーの行動スタイルや個別ニーズを理解するためにそれほど効果的ではありません。
技術評価や週次の遠隔会議は、コミュニケーション要件の理解と調整には役立ちません。メンバーの文化的背景が特に多様な場合でもない限り文化評価も必要ありません。
理由
① 「性格診断」:メンバー理解の出発点
性格診断は、各メンバーの行動特性・価値観・意思決定スタイルを把握するための基本ツールです。
これはPMがリーダーシップスタイルを調整するうえでの情報の土台になります。
例えば:
- MBTIやDiSCを使ってメンバーのコミュニケーション傾向を把握
- 誰が論理的か、誰が感情的か、誰が協調的かを理解
この結果をもとに、PMは**「どのように関わるか」**を判断できます。
② 「個別コーチング」:特性に基づいた支援・成長促進
性格診断によって理解した各メンバーの特徴を、
実際のチーム活動に生かすためには、パーソナライズされたサポートが必要です。
個別コーチングは、まさにその**「理解した特性をどう活かすか」**にフォーカスした技法です。
PMは、チームリーダーやスクラムマスターのように、
- メンバーが自分の強みをチーム貢献に結びつけるよう支援する
- コミュニケーション上の課題を個別に改善する
- モチベーションの源泉を引き出す
などを行い、個人レベルの成長をチームの成果に変換していきます。
③ 「文化評価」が選ばれなかった理由
文化評価(Cultural Assessment)は確かにチームの相互理解を深める有効な手段ですが、
今回の設問は「リーダーシップ・スタイルを調整する」という明確なPM個人の行動目標を示しています。
文化評価はチーム全体に焦点を当てるため、
PMが個々のメンバーに合わせて行動を調整するツールとしてはやや抽象的です。
したがって、個々のレベルで対応できる「個別コーチング」の方が優先されます。
❌ 他の選択肢が誤りである理由
- 「週次の遠隔会議」:チーム形成や特性理解を目的とするツールではない。
- 「技術評価」:技術スキルの把握であり、コミュニケーションや人間関係の改善には関係しない。
💡 ワンポイントアドバイス
PMP試験で「PMがチームを理解して導く」系の問題が出たら、次の流れを意識してください:
- 理解する(Assess) → 性格診断・心理的特性評価
- 支援する(Develop) → 個別コーチング・メンタリング
- チームとして統合する(Align) → チームワーク・文化づくり
この問題は①と②の中間段階、
つまり「理解した上で個別に働きかける」場面だったため、
性格診断+個別コーチング がベストアンサーになります。
✅ まとめ
- 正解:性格診断、個別コーチング
- 理由:PMがメンバーの個性を理解し、それに基づいて効果的に支援・指導する段階であるため。
- 誤答理由:文化評価はチーム全体の文化分析であり、個別リーダーシップ調整とは目的が異なる。
- アドバイス:
理解(診断)→支援(コーチング)→統合(文化づくり)という三段階で考えると、PMP問題の多くが整理できる。
フルレングス試験2 (日本語) 35

コメント