→組織戦略との整合性を確保するためにプロジェクト憲章をレビューして修正する。
プロジェクトと組織目標との整合性は極めて重要です。プロジェクト・マネジャーは、新たな組織戦略に沿ってプロジェクトを運営するために、プロジェクト憲章をレビューして修正すべきです。組織目標を変更した場合、新たな価値観に合わせてプロジェクトの方向転換が必要です。
その他の選択肢は誤りです。
プロジェクトが戦略変更前に開始していたとしたら、なおさらプロジェクト憲章の見直しが必要です。
ステークホルダーの懸念の理由は分かっているので、プロジェクト憲章を見直した上でフォローアップ会議を行うべきです。
プロジェクトは新たな組織戦略に沿っていると何の確証もなく断言するのは危険です。
理由
PMBOK(第7版)や標準的なPMPの考え方では、組織戦略が変更された場合は、
まず「プロジェクトの目的・整合性・ビジネスケース」に影響がないかを確認します。
そのため、**プロジェクト憲章(Project Charter)**を見直すのが最初のステップになります。
憲章は、プロジェクトの「存在理由」や「組織戦略との整合性」を定義する文書であり、
戦略が変わったならば、プロジェクトの方向性も再調整する必要があるためです。
🔹 なぜフォローアップ会議ではないのか
- ステークホルダーが懸念を表明したのは、
「戦略とプロジェクトの整合性」という根本的な方向性の問題だからです。 - これは、単なる誤解や情報不足ではなく、
プロジェクトの前提条件そのもの(戦略整合性)が変化した状況。 - したがって、まず憲章レベルで整合性を確認・修正することが優先されます。
ステークホルダーとの追加会議は、その後の調整・合意形成の段階になります。
🧭 PMBOK的整理
該当プロセス:
「統合マネジメント(Project Integration Management)」内の
プロジェクト憲章の作成/更新プロセスに関連。
PMは以下の流れで対応します:
- 組織戦略変更により、プロジェクトの方向性・優先度が変わる可能性を認識。
- プロジェクト憲章をレビューして、戦略と整合しているか確認。
- 必要なら憲章を修正し、スポンサーや主要ステークホルダーに再承認を求める。
- その後、ステークホルダーとの会議などで再合意を形成。
💡 ワンポイントアドバイス
PMP試験では、次のようなパターンを意識しておくと得点しやすいです:
| 状況 | PMの最初の行動 |
|---|---|
| 誤解・期待のズレ | 話し合い・コミュニケーション |
| 戦略・前提・組織環境の変更 | 計画・文書(特に憲章や計画書)のレビュー |
🧩 まとめ
組織戦略の変更によってプロジェクトの整合性が疑問視された場合、
まずプロジェクト憲章をレビューして、必要に応じて修正・再承認を得る。それにより、プロジェクトの目的・スコープ・戦略的整合性を再確認し、
その後ステークホルダーとの合意形成を進めるのが正しい順序です。
フルレングス試験1 (日本語) 126

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