→規制が今回のプロジェクトに関係するか当該分野専門家に確認する。
その他の選択肢は誤りです。予算の割り当ては早計です。規制は回避するのではなく遵守すべきです。問題解決を試みる前からスポンサーにエスカレーションすべきではありません。
理由(なぜこれが正しいのか)
この問題の核心は、PMが未知の環境(新しい国・新しい規制)で活動する際に、最初に取るべき適切なステップを問うものです。
ここで重要なのは、事実確認(確認・分析)と、違法・非倫理的行動の回避です。
したがって、プロジェクト・マネジャーがまず行うべきことは:
「この規制がプロジェクトにどのように関係するかを、専門家に確認して理解すること」
です。
✅ PMP/PMBOK的な考え方
PMBOK第7版/第6版では、こうした状況においてPMがすべきことは次のステップで整理されます:
- 不確実性の特定(Identify Uncertainty)
→ 未知の国・未知の規制というリスクを特定。 - 専門家の判断の活用(Expert Judgment)
→ 当該分野の専門家(リーガル、コンプライアンス担当など)に相談して、
どの規制がプロジェクトに適用されるかを確認。 - リスク評価・対応策の策定
→ 必要に応じてリスク登録簿に追加し、コンプライアンスを確保する計画を立てる。
この順序を踏むことで、法令違反や倫理的問題を未然に防ぎながらリスク管理ができるのです。
❌ 「規制を回避する方法について当該分野専門家に相談する」が不適切な理由
- 「回避する方法を相談する」というのは、倫理的に不適切な表現です。
PMP試験では常に コンプライアンス遵守(compliance) と 誠実性(integrity) が最優先です。 - 規制は「回避すべきもの」ではなく、「遵守すべきもの」です。
まず確認・理解し、必要に応じて対策を取るのが正しいプロセスです。 - PMI倫理規定(PMI Code of Ethics)でも、「法律や規制の遵守はPMの責務」と明示されています。
💡 ワンポイントアドバイス(試験対策)
PMP試験で「専門家に相談する」選択肢が出た場合、次の2点を意識してください:
| 正しい相談内容 | 誤った相談内容 |
|---|---|
| 「関係・影響を確認する」 | 「回避・抜け道を探す」 |
| 「対応策を計画する」 | 「ルールを緩和する」 |
常に 透明性・法令順守・倫理性 を優先する選択肢を選ぶのが原則です。
✅ まとめ
新しい国でのプロジェクトで未知の規制に気づいたら、
まず専門家に確認し、その規制がプロジェクトにどう関係するかを把握する。これはPMの基本的なリスク対応行動であり、
倫理的にも正しい第一ステップです。
フルレングス試験1 (日本語) 112

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