★★プロジェクト・マネジャーは、技術的に複雑なプロジェクトを担当しています。パイロット展開で得られたメンバーのプロファイルを参考にして本番での要員計画を立てることにしました。本番展開でのニーズを満たすために、プロジェクト・マネジャーが考慮すべき点は次のうちどれでしょうか?(3つ選んでください)「プロジェクトの複雑さ」 「業務ドメイン」 「組織の規模」 「プロジェクト期間」 「チームの規模」

→プロジェクトの複雑さ、組織の規模、プロジェクト期間

プロジェクトの期間と複雑さは、チームの拘束時間に影響します。チームの成熟度によっても拘束時間が変わるかもしれません。組織の規模によっては、外部要員の調達が必要かもしれません。

プロジェクト・スコープは変わらないので、業務ドメインの考慮は不要です。チームの規模はこれから決めるので考慮点にはなりません。

正解選択肢とその理由

① プロジェクトの複雑さ

  • 理由:
     複雑なプロジェクトほど、多様な専門スキル・調整能力・意思決定のスピードが求められます。
     PMは、技術的・組織的・ステークホルダー的な複雑性を考慮して、
     適切なスキル構成と役割分担を行う必要があります。
  • ポイント:
     「複雑さ」は、必要な要員のレベルと構成を左右する最も重要な要素です。

② 組織の規模

  • 理由:
     組織が大きいほど、
     - プロジェクト横断での調整コスト
     - 権限委譲の仕組み
     - 承認や報告ラインの多段階化
     が生じます。
     つまり、組織規模はコミュニケーション構造や要員配置の仕方に直接影響するため、
     本番展開時の要員計画で考慮すべき重要要素です。
  • 補足:
     大規模組織では、サポート体制(PMO、監査、リスク管理部門など)も関与するため、
     要員構成に反映する必要があります。

③ プロジェクト期間

  • 理由:
     期間が長期であれば、
     - 継続的な人員確保
     - メンバー交代・引継ぎリスク
     - 教育・スキル維持コスト
     を考慮する必要があります。
     短期プロジェクトであれば、即戦力を中心に計画を立てるのが合理的です。
  • ポイント:
     期間は要員の安定性・補充計画・スキル継続性に影響するため、欠かせない要素です。

❌ 誤りの選択肢とその理由

④ 業務ドメイン

  • 誤り理由:
     業務ドメインは重要な知識領域ではありますが、
     「要員計画」において考慮すべきはスキルや役割の要件であり、
     プロジェクトマネジメント上の**構成要素(組織・期間・複雑さ)**とは異なります。
     特定の業務分野に偏ると、全体計画よりも専門性評価に寄りすぎます。

⑤ チームの規模

  • 誤り理由:
     チームの規模は、要員計画の結果として導かれる数値であり、
     「考慮すべき要素」ではなく、「要員計画のアウトプット」です。
     つまり、プロジェクト期間・複雑さ・組織構造を踏まえたうえで決まる側の項目です。

🟩 まとめ

区分選択肢正誤理由(要約)
プロジェクトの複雑さ必要スキルやリソース配分に直結
組織の規模権限・報告構造・調整範囲に影響
プロジェクト期間継続性・交代リスク・教育計画に影響
業務ドメイン専門知識要件であり、構造的考慮要素ではない
チームの規模要員計画の結果であり、入力要素ではない

🧭 ワンポイント解説:

PMP試験では「要員計画を立てるときに考慮すべき“前提条件”」を問う問題は多いです。
この場合、「プロジェクトの性質・組織構造・期間」=**PMがコントロールできる環境要因(EEF)**を答えるのが定石です。

ミニ試験13(日本語)1

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