→プロジェクトの複雑さ、組織の規模、プロジェクト期間
プロジェクトの期間と複雑さは、チームの拘束時間に影響します。チームの成熟度によっても拘束時間が変わるかもしれません。組織の規模によっては、外部要員の調達が必要かもしれません。
プロジェクト・スコープは変わらないので、業務ドメインの考慮は不要です。チームの規模はこれから決めるので考慮点にはなりません。
正解選択肢とその理由
① プロジェクトの複雑さ
- 理由:
複雑なプロジェクトほど、多様な専門スキル・調整能力・意思決定のスピードが求められます。
PMは、技術的・組織的・ステークホルダー的な複雑性を考慮して、
適切なスキル構成と役割分担を行う必要があります。 - ポイント:
「複雑さ」は、必要な要員のレベルと構成を左右する最も重要な要素です。
② 組織の規模
- 理由:
組織が大きいほど、
- プロジェクト横断での調整コスト
- 権限委譲の仕組み
- 承認や報告ラインの多段階化
が生じます。
つまり、組織規模はコミュニケーション構造や要員配置の仕方に直接影響するため、
本番展開時の要員計画で考慮すべき重要要素です。 - 補足:
大規模組織では、サポート体制(PMO、監査、リスク管理部門など)も関与するため、
要員構成に反映する必要があります。
③ プロジェクト期間
- 理由:
期間が長期であれば、
- 継続的な人員確保
- メンバー交代・引継ぎリスク
- 教育・スキル維持コスト
を考慮する必要があります。
短期プロジェクトであれば、即戦力を中心に計画を立てるのが合理的です。 - ポイント:
期間は要員の安定性・補充計画・スキル継続性に影響するため、欠かせない要素です。
❌ 誤りの選択肢とその理由
④ 業務ドメイン
- 誤り理由:
業務ドメインは重要な知識領域ではありますが、
「要員計画」において考慮すべきはスキルや役割の要件であり、
プロジェクトマネジメント上の**構成要素(組織・期間・複雑さ)**とは異なります。
特定の業務分野に偏ると、全体計画よりも専門性評価に寄りすぎます。
⑤ チームの規模
- 誤り理由:
チームの規模は、要員計画の結果として導かれる数値であり、
「考慮すべき要素」ではなく、「要員計画のアウトプット」です。
つまり、プロジェクト期間・複雑さ・組織構造を踏まえたうえで決まる側の項目です。
🟩 まとめ
| 区分 | 選択肢 | 正誤 | 理由(要約) |
|---|---|---|---|
| ✅ | プロジェクトの複雑さ | 正 | 必要スキルやリソース配分に直結 |
| ✅ | 組織の規模 | 正 | 権限・報告構造・調整範囲に影響 |
| ✅ | プロジェクト期間 | 正 | 継続性・交代リスク・教育計画に影響 |
| ❌ | 業務ドメイン | 誤 | 専門知識要件であり、構造的考慮要素ではない |
| ❌ | チームの規模 | 誤 | 要員計画の結果であり、入力要素ではない |
🧭 ワンポイント解説:
PMP試験では「要員計画を立てるときに考慮すべき“前提条件”」を問う問題は多いです。
この場合、「プロジェクトの性質・組織構造・期間」=**PMがコントロールできる環境要因(EEF)**を答えるのが定石です。
ミニ試験13(日本語)1

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