PMは、大規模インフラPJをリード中。このPJでは設計と調達フェーズで運営委員会の承認が必要で、次のフェーズの進行が決定される。PMはどのアプローチを取るべき?「アジャイルアプローチを使用し、柔軟性と反復的な開発を可能にする。」「明確なフェーズゲートと承認基準を定めた詳細なプロジェクトマネジメント計画書を策定する。」「初期計画を策定し、プロジェクトの進行に応じて段階的に詳細化する。」

→明確なフェーズゲートと承認基準を定めた詳細なプロジェクトマネジメント計画書を策定する。

高リスクかつ複雑なプロジェクトでは、詳細で包括的なプロジェクトマネジメント計画書が必要です。この計画には、各フェーズでの進行を管理するために明確なフェーズゲート(進行判断の区切り)と承認基準を設けることが不可欠です。この方法により、各フェーズが必要な基準を満たしていることを確認しながらプロジェクトを進めることができ、リスクを管理し、プロジェクトが計画通りに進むように保証します。
他の選択肢は、このプロジェクトの必要な構造や厳密さを提供しません。アジャイルアプローチは柔軟性や反復的な開発に有効ですが、高リスクで複雑な大規模インフラプロジェクトには適していません。このようなプロジェクトでは、より予測的で構造化されたアプローチが求められます。プロジェクト進行に応じて計画を段階的に詳細化する方法では、必要な詳細や構造が不足し、リスクが高まる可能性があります。また、プロジェクトチームの専門知識に依存するリスク戦略では、フェーズゲートや正式な承認がないため、リスクが十分に管理されず、プロジェクトの失敗につながる恐れがあります。(ECO2.9)

解説
大規模インフラプロジェクトで、設計・調達フェーズごとに運営委員会の承認が必要な場合は、予測型(ウォーターフォール型)アプローチが適しています。これは、事前にフェーズゲートと承認基準を明確に設定し、承認を得ない限り次のフェーズに進めないという管理方法です。詳細なプロジェクトマネジメント計画書を作成し、スケジュール、コスト、品質、リスク、調達などの管理計画を統合しておくことで、承認時に必要な情報を完全に提示できます。これにより、承認プロセスがスムーズになり、プロジェクトの統制も強化されます。

他の選択肢が先でない理由

  • アジャイルアプローチを使用し、柔軟性と反復的な開発を可能にする。
     アジャイルは変化対応力が高いですが、今回のケースではフェーズゲート型の厳格な承認プロセスが求められており、頻繁な計画変更や反復は承認プロセスと合致しません。インフラ系では物理的制約や規制が多く、予測型が基本となります。
  • 初期計画を策定し、プロジェクトの進行に応じて段階的に詳細化する。
     これはローリングウェーブ計画の考え方で、変化が多い環境や不確実性の高いプロジェクトには有効です。しかし今回のケースは承認基準が明確であり、事前に詳細計画を固めておく方がリスクが低く、承認プロセスにも適合します。

PMP試験ワンポイントアドバイス
PMP試験では、承認ゲートが明確に設定されている場合は予測型アプローチが正解になる傾向があります。特にインフラや建設、規制の厳しいプロジェクトでは、初期段階で詳細な計画を作り、承認プロセスを通すことが重視されます。アジャイルやハイブリッドは「変化が多く、承認プロセスが柔軟」な場合に選びましょう。

PMI提供 クローン問題(ハイブリットとウォーターフォールとアジャイル)25問_25年1月追加 15

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