プロジェクト・チームは、5か月後までに実装しなければならない複雑なプロジェクトのために、人的資源に必要な資格、技術力、対人スキル、物的資源として必要な機械、可視化ソフトウェア、医師用ワークステーションなどを定義しようとしています。プロジェクト・チームが資源ブレークダウン・ストラクチャー(RBS)を使った場合、どのように構造化、視覚化できますか?(3つ選んでください)「階層」 「ソース」 「カテゴリー」 「タイプ」 「苗字」

→階層, カテゴリー, タイプ.

資源ブレークダウン・ストラクチャーは、資源をカテゴリーやタイプ別に階層化したものです。

理由

① 「階層(Hierarchy)」

RBSは、WBS(作業ブレークダウン・ストラクチャー)と同様に**階層構造(hierarchical structure)**を持ちます。
最上位に「資源」という大分類があり、
その下に「人的資源」「機械的資源」「ソフトウェア」「施設」などの階層が配置され、
さらに細分化されていきます。

例:

  • 資源
     - 人的資源
      - 医師
      - 開発者
     - 物的資源
      - 医師用ワークステーション
      - 可視化ソフトウェア

このように、RBSは階層的に構造化されるのが特徴です。


② 「カテゴリー(Category)」

RBSの中では、資源をカテゴリ別に分類します。
たとえば、人的資源・物的資源・設備・ソフトウェア・サービスなどの性質や用途ごとのカテゴリに分けます。
この分類によって、どの分野にどれだけのリソースが必要かを分析しやすくなります。


③ 「タイプ(Type)」

同じカテゴリ内でも、さらにタイプ別(種類別)に分類します。
たとえば、「人的資源」カテゴリの中で「医師」「看護師」「エンジニア」「プロジェクト・マネジャー」といった職種タイプ別
の分解が可能です。
これにより、スキルや役割ごとにリソースを把握できます。


❌ 誤りの選択肢の理由

「ソース(Source)」

→ RBSの標準的な構造要素ではありません。
資源の「入手先(source)」は調達計画などで扱う概念であり、
RBSはあくまで資源を分類・整理・視覚化するためのツールです。

「苗字(Surname)」

→ 明らかに不適切。RBSは人の名前ではなく、資源の種類や特性に基づいて構造化します。


💡 ワンポイントアドバイス

PMP試験では、似た構造の用語が多いので、次のように区別して覚えると混乱しません。

  • WBS(Work Breakdown Structure):成果物を階層的に分解(“何を作るか”)
  • OBS(Organizational Breakdown Structure):組織単位で分解(“誰が責任を持つか”)
  • RBS(Resource Breakdown Structure):資源を階層的に分解(“どんな資源が必要か”)

つまりRBSは、**「どの種類・カテゴリーのリソースを、どの階層構造で管理するか」**を明確にするツールです。


✅ まとめ

  • 正解:階層・カテゴリー・タイプ
  • 理由:RBSは資源を性質ごとに階層構造で整理するためのツール
  • 誤答理由:「ソース」「苗字」は資源構造の要素ではない
  • ワンポイント:WBS=成果物/OBS=組織/RBS=資源、と整理して覚えると理解が深まる

フルレングス試験1 (日本語) 172

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