→チーム内のコミュニケーションを促進する
複雑な一括請負プロジェクトでは、頻繁な変更要求を管理してプロジェクトを成功に導くためにも効果的なコミュニケーションが不可欠です。チーム内のコミュニケーションが増えれば、新規要件の扱いやチーム全体のパフォーマンス向上に不可欠な、コラボレーション、情報共有、適応力を促進できます。
その他の選択肢は誤りです。スポンサーとチーム間のコミュニケーションにより対応できる問題もあるかもしれませんが、頻繁な変更要求やコミュニケーションへの対応にはなりません。ステークホルダーとの定期的なコミュニケーションは大事ですが、変更への適応やパフォーマンス改善というチームのニーズには適合しません。ハイブリッド・アプローチに関するトレーニングは、プロジェクトの実施には有効かもしれませんが変更への適応やパフォーマンス改善への効果は期待できません。
理由
設問では次のような状況が示されています:
- プロジェクトは 複雑な一括請負プロジェクト(契約型・制約が多い)
- 頻繁な変更要求やコミュニケーションへの対応が求められる
- チームはそのような状況に不慣れ
このような環境では、
まず「どんな変更やリスクにも迅速に対応できる情報共有と連携の文化」を築くことが最重要です。
PMBOK第7版でも、**高パフォーマンス・チームを育成する第一の要素は「オープンなコミュニケーション環境」**と明記されています。
特に複雑なプロジェクトでは、
情報の遅延・誤解・断絶が失敗の最大要因となるため、
チーム内での頻繁な対話、透明性、フィードバック循環を促すことが最も効果的なアクションです。
❌ 他の選択肢(「ハイブリッド・アプローチのトレーニング」)が不正解な理由
確かに「頻繁な変更対応」という点から、
ハイブリッド手法のトレーニングは理論的には効果がありそうに見えます。
しかし、現時点ではチームはまだ基礎的な協働スキルや信頼関係を欠いており、
手法を学んでもそれを機能させる基盤(=チーム内コミュニケーション)がない状態です。
したがって、トレーニングよりもまず
**「情報共有・相互理解の促進」**という土台づくりが優先されます。
💡 ワンポイントアドバイス
PMP試験では、「チームがうまく機能していない/不慣れ」という場面では次の原則を意識しましょう:
| 状況 | 最初にやるべきこと |
|---|---|
| チームが経験不足・混乱している | コミュニケーションを促進し、協働を強化する |
| チームが理解不足だが協調している | トレーニングや教育を提供する |
つまり、関係性の問題 → 対話促進、
スキルの問題 → 教育支援、
と整理しておくと正答を選びやすくなります。
✅ まとめ:
複雑なプロジェクトで変化に不慣れなチームを高パフォーマンスに導くには、
まず チーム内のコミュニケーションを促進すること が最も重要。これは信頼関係・透明性・迅速な意思疎通を生み出し、
結果的に柔軟で対応力のあるチーム文化を育てる第一歩となります。
フルレングス試験1 (日本語)43

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