→時差、言語能力、その他の制約条件を考慮する。
プロジェクト・マネジャーは、チームの制約になる組織内外の環境要因(EEF)を考慮します。チームのメンバー間で時差や文化的差異がある場合、プロジェクト・マネジャーはキックオフ・ミーティングまでに、チームの文化、稼働可能な時間、好み等を理解しておく必要があります。
理由(なぜこの選択肢が正しいのか)
バーチャル・チーム(仮想チーム)では、メンバーが地理的に分散しており、
時差・言語・文化的背景・通信環境などの制約が、プロジェクト活動に大きな影響を及ぼします。
したがって、キックオフ・ミーティングの準備段階でPMが最優先に行うべきことは、
これらのコミュニケーション上の制約を特定し、ミーティング実施に最適な環境を整えることです。
具体的には、
- 参加者全員が参加しやすい時間帯の調整(時差考慮)
- 通訳・資料翻訳・簡易英語など言語面での工夫
- 接続環境の事前確認、ビデオ会議ツールの選定
など、公平に発言・参加できる状態を作ることがPMの責務です。
PMBOK第7版でも、「リーダーシップと文化的知性」「バーチャルチームの管理」が強調されており、
プロジェクト開始時点から多様性への配慮が求められています。
その他の選択肢が誤りである理由
「プロジェクト中に従うべきルールを定める。」
- この行為自体は重要ですが、正しいタイミングはキックオフ前ではなく、チーム形成(Forming)段階やチーム憲章(Team Charter)作成時です。
- キックオフ・ミーティングは全ステークホルダーとの初会合であり、目的はプロジェクトの方向性・目的・期待値を共有すること。
- したがって、「ルールの策定」はチーム内部の運営設計として後段階に行うべきであり、「キックオフ準備段階」で優先されるタスクではありません。
ワンポイントアドバイス
バーチャル・チームでは「公平な参加のための準備」が何より重要。
プロジェクト開始前に言語・時差・文化・通信環境を考慮しておくことで、
チーム全体の信頼構築と円滑なコミュニケーションが促進される。
ミニ試験13(日本語)15

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