→対立解消の責任をチーム自身に任せる。
作業や顧客の要求について最も理解していなければいけない当事者に任せるべきです。チームに対立解消の責任を与えることで問題解決やコミュニケーションのスキルも向上でき、プロジェクト・マネジャーは本来の仕事に集中できます。
その他の選択肢は誤りです。プロジェクト・マネジャーや紛争解決委員会やプログラム・マネジャーの支援は、チームが自力で解決できない場合には必要かもしれませんが、まずはチームが自力で解決できるように促すことが大事です。
理由(なぜこの選択肢が正しいのか)
PMBOKやアジャイル実務ガイドでは、プロジェクト・マネジャー(あるいはスクラムマスター)は**チームの自己組織化(self-organizing)と自己管理(self-managing)**を促すことが重要な役割とされています。
この問題では、PMが「毎日のように対立相談を受け、他の仕事に手が付けられない」とあります。
つまり、PMがチームのあらゆる衝突に過度に関与し、チームが依存状態になっているというシグナルです。
この場合、PMがやるべきことは、さらに介入することではなく、
「チームが自分たちで対立を解消する責任を持つように促す」ことです。
PMがリーダーシップスタイルを「指示型」から「支援・委任型」に移行しないと、チームはいつまでも自律的に成長できません。
これはタックマンモデルの「Storming」→「Norming」移行期にあたります。
🚫 その他の選択肢が誤りである理由
「チームと一緒に対立を解消するために時間を割く。」
→ これは初期の「Forming(形成期)」では有効ですが、
この問題文では既にPMが日々対応しており、チームが依存状態に陥っている描写です。
この状態でさらにPMが介入を増やすと、チームの自立心を奪う結果になります。
PMBOKの人間関係マネジメントの考え方では、
「チームが自ら解決できる力を持っているなら、PMは一歩引く」ことが推奨されています。
💡 ワンポイントアドバイス
PMP試験では、PMの行動が「チームを育てる視点」で正しいかどうかが問われます。
次のように覚えると役立ちます。
- チームがまだ未成熟 → PMが介入・指導する
- チームが衝突を自覚しはじめた → PMは支援しつつ、責任を委ねる
- チームが成熟・自己管理できる → PMは信頼して任せる
この問題の本質は、PMが「自分が全部解決する」姿勢を手放すタイミングを見極められるかです。
したがって正解は、
👉 「対立解消の責任をチーム自身に任せる。」
となります。
ミニ試験6(日本語)2

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