★現在進行中PJにおいて、一部の作業を依頼しているベンダーからの報告によると、作業は遅延しており、このまま放置すると、ベンダーのクリティカル・パスに1週間の遅れが発生するようです。PMとして、あなたはまず何をすべき?「ベンダーに代替スケジュールの提出を要求する」「変更要求の結果について、関連するステークホルダーに連絡する」「ベンダーの作業遅延により発生するプロジェクトスケジュールの影響を評価する」「本当に遅延するのか否かについてベンダーの報告の根拠を確認するために、状況を分析する」

→ベンダーの作業遅延により発生するプロジェクトスケジュールの影響を評価する。

本問題においては、まずベンダー作業の遅延における影響を評価・分析することが重要です。その上でプロジェクトスケジュールが変更になるのであれば、変更要求を基に、スケジュールの見直しを図るケースもあります。また【代替スケジュールの提出を要求する】【関連するステークホルダーに連絡する】は変更要求承認後の作業となります。

また、選択肢【本当に遅延するのか否かについてベンダーの報告の根拠を確認するために、状況を分析する】は、ベンダーが本当の事を言っているのかを確認するということです。本当か否かは、既に【パフォーマンスレビュー】を実施しているはずであるので、ベンダーの作業状況は把握をしているため、正しくありません。

解説

PMとしてまず行うべきは「事実をもとにプロジェクト全体への影響を評価すること」です。
遅延の報告を受けたら、ただちにステークホルダーに伝えたりベンダーへ新しい計画を要求する前に、
その遅延がどの程度プロジェクトスケジュールに影響するか(特にクリティカルパスへの影響)を分析する 必要があります。

PMBOKでは、モニタリング&コントロール領域において、インプット情報があった際にはまず「分析 → 影響評価 → 必要に応じて変更要求提出 → 承認後に計画更新」という流れをとります。


その他の答えが誤りである理由

  • ベンダーに代替スケジュールの提出を要求する
    → まだ影響度を評価していない段階での対応。影響が小さければ不要かもしれず、時期尚早。
  • 変更要求の結果について、関連するステークホルダーに連絡する
    → 変更要求の「結果」は統合変更管理プロセスを経てから報告するもの。影響分析前に報告はできない。
  • 本当に遅延するのか否かについてベンダーの報告の根拠を確認するために、状況を分析する
    → 一見正しそうだが、PMがすべきは「根拠確認」ではなく「プロジェクト全体への影響分析」。根拠の妥当性確認は調達マネジメントの一部で行うが、まず優先すべきはスケジュール全体への影響評価。

PMP試験のワンポイントアドバイス

  • 遅延や問題を報告されたら、いきなりアクションせず「まず影響を評価」 するのが鉄則。
  • 影響評価 → 必要に応じて変更要求 → 統合変更管理 → 計画更新 → 関係者に共有、という流れを常にイメージする。
  • 「事実確認」よりも「影響分析」を優先するのがPMの役割。

PMP模擬試験【2回目以降】(650問からシャッフル出題):知識問題 3回目 40

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