→ベンダーの作業遅延により発生するプロジェクトスケジュールの影響を評価する。
本問題においては、まずベンダー作業の遅延における影響を評価・分析することが重要です。その上でプロジェクトスケジュールが変更になるのであれば、変更要求を基に、スケジュールの見直しを図るケースもあります。また【代替スケジュールの提出を要求する】【関連するステークホルダーに連絡する】は変更要求承認後の作業となります。
また、選択肢【本当に遅延するのか否かについてベンダーの報告の根拠を確認するために、状況を分析する】は、ベンダーが本当の事を言っているのかを確認するということです。本当か否かは、既に【パフォーマンスレビュー】を実施しているはずであるので、ベンダーの作業状況は把握をしているため、正しくありません。
解説
PMとしてまず行うべきは「事実をもとにプロジェクト全体への影響を評価すること」です。
遅延の報告を受けたら、ただちにステークホルダーに伝えたりベンダーへ新しい計画を要求する前に、
その遅延がどの程度プロジェクトスケジュールに影響するか(特にクリティカルパスへの影響)を分析する 必要があります。
PMBOKでは、モニタリング&コントロール領域において、インプット情報があった際にはまず「分析 → 影響評価 → 必要に応じて変更要求提出 → 承認後に計画更新」という流れをとります。
その他の答えが誤りである理由
- ベンダーに代替スケジュールの提出を要求する
→ まだ影響度を評価していない段階での対応。影響が小さければ不要かもしれず、時期尚早。 - 変更要求の結果について、関連するステークホルダーに連絡する
→ 変更要求の「結果」は統合変更管理プロセスを経てから報告するもの。影響分析前に報告はできない。 - 本当に遅延するのか否かについてベンダーの報告の根拠を確認するために、状況を分析する
→ 一見正しそうだが、PMがすべきは「根拠確認」ではなく「プロジェクト全体への影響分析」。根拠の妥当性確認は調達マネジメントの一部で行うが、まず優先すべきはスケジュール全体への影響評価。
PMP試験のワンポイントアドバイス
- 遅延や問題を報告されたら、いきなりアクションせず「まず影響を評価」 するのが鉄則。
- 影響評価 → 必要に応じて変更要求 → 統合変更管理 → 計画更新 → 関係者に共有、という流れを常にイメージする。
- 「事実確認」よりも「影響分析」を優先するのがPMの役割。
PMP模擬試験【2回目以降】(650問からシャッフル出題):知識問題 3回目 40

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