→定義されなかったプロジェクトスコープ
WBS(Work Breakdown Structure)を作成せず、経験だけで計画を立てた = プロジェクトの作業範囲(スコープ)が明確に定義されていません。
曖昧なスコープは、手直しなどを発生させ、コスト超過を招く虞があります。またこのプロジェクトマネジャーは、自らの経験をベースに物事を判断しているという点で、【計画立案能力の欠如】という理由も考えられますが、本問題での主因は、 WBS を作成せずに、曖昧なプロジェクトスコープを遂行させた事にあります。
解説
プロジェクトの計画時に WBS(Work Breakdown Structure)を作成しなかった ことが最大のポイントです。
- WBSは スコープ定義の主要アウトプット であり、これを作らなかったということは「スコープが明確化されていなかった」ことを意味します。
- クライアントの要求事項を「不必要」と判断して勝手に受け入れなかった点も、合意されたスコープの不在 を示しています。
- 結果として計画がずれ、想定外のコスト増(25%超過)につながったわけです。
👉 つまり、根本原因は「プロジェクトスコープが定義されなかった」ことにあります。
❌ その他の選択肢が誤りである理由
- プロジェクトマネジャーの計画立案能力の欠如
→ 一見正しそうですが、PMの力量不足ではなく、プロセスを正しく踏んでいなかった(WBSを作成しなかった)ことが問題の本質です。試験では「個人の能力不足」より「プロセス不足」が原因になることが多い。 - 曖昧なコストマネジメント
→ コスト超過は結果ですが、直接的な原因はコストマネジメントの曖昧さではなく、スコープが不明確であったこと。コスト管理はスコープがあってこそ成立します。
📝 PMP試験のワンポイントアドバイス
試験では「問題の根本原因」を突き止めることが重要です。
- WBSを作らない → スコープ定義の欠如 → スケジュールやコストに悪影響
- 逆に「能力不足」や「曖昧」といった抽象的な表現の選択肢は、試験では正答になりにくいです。
👉 覚え方:「スコープが定義されなければ、コストもスケジュールも揺らぐ」
PMP模擬試験【1回目専用】180問固定(アジャイル問題90問・ウォーターフォール型90問):知識問題 134

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